カザフスタンやキルギスで非常に使い勝手の良いアプリを紹介します。それは2GISです。徒歩の場合だけでなく公共の路線バスや、トロリーバス、マルシュルートカ(乗り合いバス)、タクシー(Yandexに連携)なども路線検索出来て非常に便利です。この記事ではキルギスで実際に利用した際の画像などをもとに利用方法などの紹介を行っていますので、ぜひ参考にしてみてください。民間のマルシュルートカ(乗り合いタクシー)は2023年7月現在費用が15ソム(およそ24円)で乗ることが出来て、移動距離にかかわらず首都ビシュケクの場合はどこまで乗っても同じ金額です。また、公共の路線バスやトロリーバスは2023年7月現在費用が11ソム(およそ18円)で利用出来ますので、2GISを駆使すると便利かつお得に移動を選択することが可能です。利便性や時間的メリットはタクシーの方が便利です。しかし、コストを第一に考えるのであれば圧倒的にこれらの交通機関を利用することをお勧めします。
マルシュルートカ(乗り合いバス)に乗ってみよう
まずはキルギスの首都、ビシュケクでも数多く走っていて多くのルートがあるマルシュルートカ(乗り合いバス)の乗り方を見ていきましょう。
2GISでマルシュルートカのルート検索
まずはアプリ「2GIS」を利用してルートを検索しましょう。
アプリを開いたら「Search」のところに英語で構いませんので、目的地を入力します。ここでは「TSUM」というショッピングセンターに行くために利用してみます。
入力途中にも候補地が表示されますので、出てきたらそこを選択しても構いません。目的地を選択します。「TSUM Cinema」は目的地内にある場所なので、今回はこちらを選択します。
ルートの選択、決定
すると様々な移動手段と所要時間が表示されます。ここで表示されているのが、上からバスのマークがバス、そしてバスのナンバーを指します。ナンバーごとに停車する場所やルートが異なっており、指定の停留所まで行って指定のナンバーのバスに乗ればOKです。下に行くとYandex GOの選択があり、その下にバスのアイコンの上に2本の線がチョンチョンと付いているアイコンがあります。このアイコンはトロリーバスのアイコンになります。
試しに一番上を選択したときの画面です。歩いて停留所まで1分、そのあとバスに25分乗る。などの詳細情報が表示されます。なお、ここで表示されているバスの所要時間に関しては多くの場合余計に時間を使う場合が多いので、十分余裕を持った行動を心がけましょう。
下にスクロールすると全ルートの詳細まで確認できます。
Yandex GOを選択したら、アプリをダウンロードしてアクティブになっていたらオーダー画面に遷移してくれます。Yandex GOの使い方も記事にしていますので、良ければご覧くださいませ。
乗り場まで移動し乗車する
ルートを決めたら乗り場に向かいましょう。今回は上から2番目のルートで130番のバスを試します。この様に地図をアップにしたら、自分が行くべき場所が分かりやすいです。Aの表示が自分の現在地、そしてバスのマークが乗るポイントです。道を渡ってすぐの場所だと分かりますね。100番か130番のナンバーのバスに乗ればOKです。
はい、これが130番のマルシュルートカ(乗り合いバス)ですね。助手席的な場所のドアが開きますので乗り込みます。費用はわかりやすく貼ってありますので、支払いは現金で乗ってすぐに運転手に支払いましょう。前払いなのでお間違いないようお願いします。
マルシュルートカ(乗り合いバス)の内部の様子
マルシュルートカの内部はこんな感じです。2名席と1名席が3列、一番後ろに4名席があり、計13名の席があります。前には少し広い空間があるので、荷物なども多少乗りそうですね。
上には荷物を置く場所なんかもあります。
シートはこんな感じ。車両は古いですが、席は以外とそんなに汚くはありません。
移動中もこんな感じで今どの辺を走っているのか分かります。
マルシュルートカの降車方法
目的地に着いたら、マルシュルートカが止まってくれてあなたが降りるのを待ってくれるわけではありません。そもそもあなたが降りたい停留所に人がいなければそのままスルーして次に向かって走ります。降りたい停留所に近づいたら乗った時に使ったドア(助手席的な場所のドア)に立って待つか、伝えられるなら降りる場所を地図を見せて伝えるなりしたら止まってくれます。現地人は信号待ちの最中でも唐突にドアを開けて降りたりしますが、一応停留所まで待つのが間違いないです。支払いは乗車時に済んでますので好きな場所で降りてください。
トロリーバスに乗ってみよう
先述のマルシュルートカに加えてトロリーバスの乗り方も紹介します。
2GISでトロリーバスのルート検索と決定
マルシュルートカの際の説明もあるので、検索画面などは省いて、今回のルートはトロリーバスを利用するので、バスのアイコンの上に2つの線がチョンチョンついているトロリーバスを選択します。
歩いて3分で停留所に着いて、トロリーバスで目安は25分、そのあと降車してから3分で目的地ですね。表示されている通り、5番のトロリーバスに乗ります。
乗り場まで移動し乗車する
街中だとマップをアップにしないと場所や道を間違えることがありますので、アップにしながら目的地に向かいましょう。
トロリーバスのアイコンが近づいてきました。
大体の停留所がこちらの画像の様に雨除けがあったり、椅子が設置されていたりするので、分かりやすいと思います。
こんなバスや
こんなバスなどがありますが、番号を見ていれば困ることはありません。
来ました。5番です。乗車します。
トロリーバスは一番前から乗り、降りるときはそれ以外のドアから降ります。乗ったらすぐに支払いをします。マルシュルートカ同様前払いなのでお間違いないようお願いします。
トロリーバスの内部の様子
こんな感じで広いです。大型バスぐらいの広さがある気がします。席数はそれほど多くはありません。音が少しうるさいです。
トロリーバスの降車方法
トロリーバスから降りる時はどうするのかですが、マルシュルートカ同様に運転手に伝えるのが確実な方法です。しかし、一応日本のバスの様に降りる時に押すであろうボタンが設置されています。が、ボタンの部分がぶっ壊れていて存在しないため、ボタンを押したくても押せません。そのため、運転手が車内をバックミラーで確認して、立ち上がって降りたそうな人が出口ドア前に立ってたら停車してくれます。ボタンがあるなと思ってそれを押せば良いという発想は捨ててください。
注意点
以上、マルシュルートカとトロリーバスの使い方について実際に写真を交えて説明しました。注意点としては、これからの交通機関を利用するのは、平日の朝と夕方は避けた方が良いということです。日本の東京の電車の様に、ラッシュアワーには人が満員になります。日中、もしくは日曜の朝など、なるべく時間の融通が利くなら空いている時間の利用をおすすめします。また、それなりに静かな人たちが多いですが、ここは日本ではありません。他の人たちと空間を共有するので、何か起きてもある程度柔軟に対応できる広い心を持ちましょう。
最後に
私自身ほどんどタクシーばかりですが、可能な限りいろんな交通機関を安く利用して節約出来たらなと思っています。紹介させていただいたアプリを使えばある程度の都市であればルートを検索して利用出来ます。あまりに僻地になると近くでルートが出ないこともあると思いますが、使えるアプリなので、カザフスタンやキルギスにお越しの際はぜひご活用くださいませ。