キルギス進出支援の画像

キルギスとは

キルギスの正式名称はキルギス共和国。人口はおよそ600万人で、経済においては中央アジアで下から2番目の国である。豊かな自然、山々に囲まれ水資源が豊富。革命で3度政府が変わっているという世界でもあまり聞かない数の革命を経験している。2020年キルギス反政府運動の時には私はキルギスに滞在していたので、外出禁止令が出て、深夜にはデモ隊と軍隊がマンションの前で衝突している様子を部屋の窓から眺めていたのを覚えています。革命がおこるということは、日常的に政府に不満を抱えている民衆が多いということであり、不満の声は日々滞在している最中でも聞こえてくる。かと言ってキルギスという国が嫌いな国民はほとんどいない。みな愛国心を持っている。日本ぐらいです。自国に対しておかしいほどの愛国心の無さは。ここまで話をするとある程度分かるかもしれませんが、政府機関のシステムや制度も古く、何かの許認可一つ取るにもあちらに行き、こちらに行き、さらにそちらに行き。と言った具合に多くの時間を費やしたりします。長く安定した政権では無いからうまく改革などが出来ないのでしょうか。しかし、そんな『やりにくい国』だからこそ、やれた時には独壇場になるとも言えます。確か、令和の虎でキルギスで専門学校がどうとかあった記憶があります。上手く頑張ってほしいものですね。

キルギスの特徴

特筆すべき点としては、物価が安い。平均月収が安い。と言った点でしょうか。海外出稼ぎ収入はGDPのおよそ30%に上ります。キルギス国内で働く人は平均月収で言うと3万円~4万円になったりするので、海外で働きたいと考える人が多いです。私も何人もの現地人から日本で仕事はありませんかと相談されました。ただし、人口が多く無いという点。進出のハードルの高さから、ビジネスでの伸びしろがあまり無いと考える人が多いですが、私は最もビジネスを開始しやすい土地の一つだと考えています。理由は、例えば飲食店をする場合、土地の費用が安い、人件費が安いなどの理由から開業資金が少なくて済むことが考えられます。また、食や文化などが中央アジアでは似ていて、売っているものも大差ありません。要するに、キルギスを足掛かりとして成功させたビジネスモデルはそのまま他の国に持っていって成功する可能性が高いと言えるでしょう。そのため、市場はキルギスと考えるのではなく中央アジアと考えると十分大きなマーケットを見込めると思います。テストマーケティングの地としては最適とも言えるでしょう。

また、面白い特徴としては、走っている車は圧倒的に日本車が多いです。貧しい国とは裏腹に、たくさんのランドクルーザーが走っています。車を資産と考える人も多いこともありますが、車はステータスであると考える人が多いです。そのため誰もが可能な限り良い車に乗ろうとします。その中でも圧倒的人気なのがランドクルーザーです。首都であるビシュケクではあまりに多くのランドクルーザーを走るのを見ることで多くの日本人が驚くことでしょう。車関係に多くのお金を費やすので、車関連ビジネスは狙い目かもしれませんね。

食はみな肉食を好み、魚は人気ではありません。しかしながらなんちゃって寿司レストランはどんどん増えています。基本的には、羊、牛、馬、鳥です。馬が最も良い肉とされ、鳥が最も下という扱いです。家族の繋がりが強く、家族で1日に何度も連絡を取り合ったりします。

ブルーオーシャン

キルギスでビジネスをしている日本人は、ほとんどいないと言っても良いです。私の知る限り6社と言ったところでしょうか。本当に少ないです。そのため、ビジネスを思いついて何かをすると、日本人の競争相手がほぼいません。日本にあるけどここにはない。そんなものが数多く存在します。まさしくブルーオーシャンであると言えるでしょう。私個人的にはキルギスのレストランは他の中央アジアの国々と比べても口に合うレストランの割合が多く感じます。家賃も安く生活費も抑えることが出来るので、現地に滞在するスタッフの経費も抑えらるという点も魅力かもしれません。

抑えるべきポイント

キルギスは親日の国です。しかし、アジアの一部国家に対して悪い感情を持つ人々もいますので、何人か聞かれたらすぐに日本人と答えるのが良いでしょう。政府の働きかけもあるかもしれませんが、キルギスに日本人の良いイメージが出来ているのは先人たちの努力によるもので、私はこの国で日本人として生まれたことに誇りを感じつつ感謝の気持ちを何度も感じました。しかしながら政府機関やそれに関連した許認可などは、力ある現地人や親族を辿ってやらないと多くの時間を費やしたりストレスを感じることが多いかもしれません。しかし、それを乗り越えたら見渡す限りのブルーオーシャンがあなたを待っているかもしれません。とにかく初期コストを抑えながら中央アジアのマーケットを見据えた展開をお考えの方は最初の国としてキルギスを選ぶのは選択肢としてアリかもしれませんね。
もし、自分のビジネスはどうだろうか。現地の考え方はどんな考えなのだろうか。など、少しでも興味がある方はお気軽にご連絡くださいませ。

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