私自身サマルカンドには５回ほど行ったことがあり、いくつかの有名な観光スポットがあります。それらを基本的には巡ることが多いですね。この記事ではサマルカンドとはどういう街なのか。どの様に行くのか。など様々な情報をお伝えします。

ウズベキスタンのサマルカンドとは？

サマルカンドは２００１年、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。ソグディアナ地方の中心として栄えたオアシス都市で、現在のウズベキスタン共和国第２の都市です。東西文明の交流の上でも重要な都市である。サマルとは「ひとびとが出会う」、カンドは「町」を意味するという。
サマルカンドはシルクロードの要衝として栄えていましたが、１３世紀にモンゴル軍の侵攻によって破壊され尽くし、ウズベキスタンの古都サマルカンドは廃墟となってしまいました。しかし、英雄ティムールがこの都市を復興しました。ティムールは世界のどこにもない美しい都市を目指し街づくりを行いました。各地から優れた技術者や芸術家たちを連れて帰り独特な色彩の建築が完成しました。有名な「サマルカンド・ブルー」と呼ばれる鮮やかな青色タイルです。中国の陶磁器とペルシアの顔料が出合って誕生したものです。まさに「東西文明の交流地」です。

また、弊社のウズベキスタン営業所長であるウミッド　トゥルグノフ（Umid Turgunov）の尽力もあり、奈良市と姉妹都市提携を締結しました。そんなこともあり、ウズベキスタン営業所長は奈良市の観光大使も務めており、ビジネスなどでも弊社が得意とする地域です。

サマルカンドの観光名所

サマルカンドは多くの歴史的な観光名所で溢れており、ウズベキスタン内外から観光客が訪れる魅力的な都市です。日本人も多く訪れており、人気の観光地となっています。そこでいくつかの観光名所を紹介します。

レジスタン広場

サマルカンドで最も有名な観光スポットであり、シルクロード時代からの歴史的な広場です。オリエント建築の代表格として、世界的な名声を得ています。広場の三方をメドレセに囲まれた広場です。

シャーヒ・ズィンダ廟群

メドレセとは、アラビア語で「教育と学習の場」を意味し、レギスタンとはウズベク語で「砂の場所」を意味します。これらの建物のおかげで、サマルカンドは2001年にユネスコ世界遺産に登録されました。シャーヒズィンダ廟群はサマルカンドの聖地として知られている主要な観光名所の一つで、アフラシャブの丘の一画にある霊廟です。シャーヒズィンダは「生ける王」という意味で、ここには生ける王の伝説を持つクサム・ブン・アッバースとティムールの一族が葬られています。、今も巡礼で訪れる人の姿が後を絶たない場所です。きれいなタイルと細密なモザイクで装飾されたティムールゆかりの人々の霊廟とモスクが一直線に建ち並んでいます。

細かい道に沿っていくつもの廟が連なっていて、奥の右手にあるのがグールハナ（クサムのお墓）で、この中では一番古いものとなっており、その他がティームルとウルクべクの親族の廟です。ここの一直線に建ち並んでいる霊廟とモスクが元々４２ヵ所があったそうですが現在は１４ヵ所しか残っていません。

グーリ・アミール廟

グーリ・アミール廟はウズベキスタンの歴史と文化における重要な観光名所の一つです。サマルカンドを訪れる観光客にとっては、この美しい建築物とティムールの遺産に触れる機会となります。
ここは、ティムール朝の建国者であるティムールとその家族が眠る霊廟です。彼の家族や近親者の墓も含まれています。ティムールの孫であるウルグベクもここに埋葬されています。グーリ・アミールとはペルシャ語で「王の墓」という意味です。

青いドームがひと際目を引く建物の外装壁は青や碑文を記した幾何学模様のタイルで美しく装飾されています。ティムールは中央アジアの帝国を築いた有力な指導者であり、その墓廟は彼の名声と重要性を示すものとなっています。

ビービー・ハーヌム・モスク

ビービ・ハーヌム・モスクは、14世紀初頭にティムール（テムル・レン）の妻であるサライ・マルカトン・ハンムの命令によって建設されました。ティムール帝国の隆盛期に建てられた建物であり、その歴史的な重要性が高いです。モスクの名前は、ティムールの妻であるビービ・ハーヌムに由来しています。ビービ・ハーヌムはティムールの支援者であり、彼女の名前を冠したこのモスクは彼女への敬意を表すものです。
中央アジア最大級のモスクであり、かつてイスラム世界で最大を誇ったモスクです。寸法は１６７ｍ×１０９ｍと非常に巨大です。ドーム部分の高さは４０ｍにもなります。伝統的なイスラム建築の美学を反映しており、その壮大なデザインが特徴です。特に大きなドームと高いミナレット（尖塔）が印象的です。建物は青いタイルの装飾で飾られ、その美しさが称賛されています。

サマルカンドへのアクセス

日本からサマルカンドへ行くためにはいくつかのルートがあるので見ていきましょう。

飛行機で行く

日本からウズベキスタンの首都タシュケントへの国際便があります。東京や大阪などの主要都市から出発することができます。その後、タシュケントからサマルカンドへの国内便を利用することができます。また、タシュケントへ行かずにサマルカンドに直接行きたい場合はサマルカンド国際空港に降り立つのも一つの手です。アブダビで乗り換えたりすることで行くことは出来ます。しかし、あまり一般的ではなく航空券の費用も高いので、一度タシュケントに行ってから行くことをおすすめします。

高速鉄道

タシュケントから行く場合は高速鉄道が最も便利でおすすめです。

陸路

タシュケントからサマルカンドまでの長距離バスも運行されています。ハイヤーを貸し切ってタシュケントから行くことも出来ますが、、、私は一度も利用したことがありません。長い道のりなので、時間に余裕がありのんびり行きたい人にはおすすめです。

歴史的価値のある都市

サマルカンドはシルクロードの重要な中継地点であり、紀元前7世紀にまでさかのぼる歴史があります。古代から現代にかけて、多くの文化や民族の影響を受けてきました。特にティムール（テムル・レン）帝国の首都として栄え、その歴史的価値は非常に高いです。

サマルカンドの料理

サマルカンドでは本格的なウズベク料理を楽しむことができます。プロフはオイルがタシュケントや他の地域とは違って有名です。他よりもくどくなくて私は好きです。シャシリク（焼肉）、サムサ（パスタ包み焼き）、ラグマン（麺料理）などが地元の人々の日常的な食事として親しまれています。

最後に

以上、サマルカンドについてでした。世界的にも有名な観光地なので、日本人でも知っている人は少なくないかもしれませんね。

私はクライアントの案内で、観光がてら行くことが多いですが、観光はついでなので、あまり写真が無いことに気が付きました。今度行った時は記事を書くために意識して写真を撮ろうと思っています。また、冒頭に書きましたが、弊社はサマルカンド市長とも仲良くさせて頂いております。観光だけでなくビジネスでも興味がある方がおられましたらお力になれると思いますので、ぜひお問合せフォームからお問合せくださいませ。ではまた写真など入手したら追加します。他にもいろんな記事を書いてますのでそちらもご覧下さいませ。