私自身、幾度となくウズベキスタンへ滞在し、賃貸を借りたり、ホテルに滞在したりしてきました。そんな経験からウズベキスタンへの移住や永住をお考えの方向けに物価や生活費などの情報をお伝えします。非常に親日の国であり、現地人とも仲良くなるハードルも高くありません。それではぜひ最後までご覧下下さいませ。
ウズベキスタンへの移住、永住確認事項
まず移住、永住を考える時に、いくつか確認すべき事項があります。
ビザと滞在許可
ウズベキスタンへの長期滞在や移住の際には、適切なビザや滞在許可が必要です。入国の要件やビザの種類、取得方法などを事前に確認しておくことが重要です。30日以内の滞在の場合、旅券の種類(一般・外交・公用旅券)、目的を問わず、査証(ビザ)は不要ですが、30日を超える滞在を予定している方は、各国所在のウズベキスタン大使館等で査証を取得してください。詳細は、在京ウズベキスタン大使館にご確認願います。
言語
ウズベキスタンの公用語はウズベク語です。日常生活やビジネスをスムーズに行うためには、基本的なウズベク語の知識が役立つでしょう。ロシア語が話せる人も多いので、首都で生活する分にはロシア語が話せれば十分に生活出来ます。英語は話せる人は少ないので、英語で生活出来るという考えは捨ててください。特に言語対応が出来なくても、お手伝いさんを雇って生活することも可能です。
在留届
在留届とは、外国での住所や緊急の連絡先、電子メールアドレスなどを届け出ていただくもので、事件や事故が発生した際に日本人の方々が巻き込まれていないか確認する等、邦人援護にも活用されますので、在ウズベキスタン日本大使館で在留届を提出しましょう。外国に3ヶ月以上滞在される方には法律によって提出が義務づけられています。移住となれば3ヵ月は超えるでしょうからやっておきましょう。
文化と慣習
ウズベキスタンの文化や慣習、宗教的な背景(主にイスラム教)を尊重し、理解することは非常に重要です。特に近年、宗教的な考え、決まりを取り入れて生活する人が増えてきており、宗教色は強くなっている傾向があります。ただし、これが直接的にあなたの生活を左右するものとは言えないのですが、周りで生活している現地人の宗教感を受け入れ、文化と習慣を尊重出来る必要があります。
住むところをどうするか
移住するなら住宅は購入するのか、賃貸を借りるのか、まずはホテルやAir BNRやマンスリーマンションを借りて様子を見るのか。決めて渡航する必要があります。賃貸などの探し方は以前記事にしておりますので参考にどうぞ。
健康と医療
ウズベキスタンの医療システムや医療施設、必要なワクチンや健康管理についての情報を収集しておくと良いでしょう。ウズベキスタンはどんどん新しいプライベートクリニックが出来てきており、医療水準も上がってきています。ただ、日本と比べると高いとは言えません。また、国民健康保険のようなものに加入出来て行使できるわけではありません。移住後何かあった際の医療費用は日本より高くかかることを考慮しましょう。
教育
家族とともに移住する場合、子供の教育環境や学校についての調査も必要です。必要があれば情報収集などお手伝いしますので、お問合せくださいませ。
税制と法律
ウズベキスタンの税制や法律、特に外国人に関する規定や制約を事前に確認しておくと良いでしょう。
治安について
治安については以前この様に記事にしております。あなたはアメリカ、ヨーロッパ諸国、東南アジアの治安をどう思いますか?もし、住むことが出来る治安であると考えているならウズベキスタンには住めます。これからの地域より安全としか思ったことがありません。私の主観ですが、それほど悪くありません。
現地での移動手段
移住や永住を考えているならウズベキスタンで生活している中で移動はどうするのか考える必要があります。首都圏であれば徒歩の他にもタクシーや地下鉄など便利な交通機関はありますが、車を持つなどの選択肢もあります。タクシーは10キロ圏内でタクシーを利用するなら300円以内で済むことがほとんどです。タクシーの使い方はこちらの記事にありますが、非常に安価で便利なので首都タシュケントであれば車は所有しなくても良いかもしれません。
通信とインフラ
通信速度は、モバイルなどは早いとは言えません。使えないとも言えず、重たいデータを扱わなければストレスは感じないでしょう。LINEなどはメッセージは送れても通話が出来ないこともあったり、一部SNSでエラー。WEBサイトも一部アクセス出来ないものもあったりします。現地で使えるアプリをよく連絡を取り合う人と一緒に入れて使える様にしましょう。WhatsAppやTelegramがおすすめです。
このぐらいのことは最低限考える必要がありますね。分からないことも多いと思います。なぜなら情報が多いとは言えませんので。もし不安なことがあったり、分からないことがあるなど助けが必要な場合はお問合せくださいませ。
ウズベキスタンの物価
ウズベキスタンの物価についてですが、結論から言えば日本よりも安いです。しかし、最近の円安の関係で、あまりその差は無くなってきました。さらに追い打ちをかける様にロシアのウクライナ進攻のために世界的な物価高です。以前は日本と比べたらとても安いという表現でしたが、それほど安いとは言えません。
ウズベキスタンの生活費
人によって生活費は違いますので、何とも言えませんが、ここでは首都タシュケントに賃貸を借りて住むとして、平日は自炊、土日は外食(高くない店)をしたとして私が経験から思う一般的な生活費の例を挙げてみます。個人差がありますので参考程度にお願いします。
住居初期費用(箸や洗剤など足りないもの) | 100、000円 |
家賃50㎡1LDKぐらい(以下同様に月額) | 70、000円 |
光熱費 | 2、000円 |
食費 | 35、000円 |
通信費(SIM使い放題) | 1、500円 |
交通費(タクシーなど) | 8、000円 |
その他生活費 | 20、000円 |
合計(月額) | 136、500円 |
大体月に136、500円ぐらいの毎月の固定費でそれなりに不自由ない生活が出来ます。光熱費は一般家庭は電気代などがすごく安いです。家を月単位で借りるとしても、敷金礼金というようなバカげた無駄金は存在しませんので、必要なものを買いそろえたら生活スタートです。基本的に家具家電は付いていますので、生活をスタートする初期費用は安く魅力的です。
注意点
どこの国にも言えることですが、現地人を安易に信用しないことをお勧めします。また、タクシーに乗る時は可能な限りタクシーアプリを使いましょう。もし信用出来る人が現地にいない場合は、安易に賃貸契約を結んだり、お金の支払いをしたりしない様にしましょう。永住、移住を考えるということは大きな人生の選択の一つです。必ず一度一定期間現地を試しに訪れて生活をしましょう。
試しに生活がしやすい
先述の通りですが、30日まではビザ不要で滞在が出来ます。そして、賃貸を借りるにも家具家電付きも多く試しに生活がしやすいです。AirBNBで借りたりするのも良いでしょう。移住や永住を決定する前にまずは一度、食べ物は自分の口に合っているか。人々の性格は?街の感じは?空気は乾燥しているけど、問題無いか?など、現地で実際に体験することほど理解の早い方法はありません。ぜひ一度試しに生活してみてください。
移住や永住を考えている人向けに書いてみました
ウズベキスタンへの移住、永住をお考えの方に向けて今回の記事を書いてみましたが、いかがでしたか?物価や生活費の情報を自分の経験から書いてみましたが、参考になったでしょうか?ウズベキスタンへの移住は面白いとは個人的には思いますが、何よりまず現地に行って見てみてください。もし不安なら弊社の方でガイドを紹介したり、現地でのサポートが可能です。お気軽にお問合せくださいませ。また、他にも様々なウズベキスタンに関する記事も書いていますので、下に進んでブログ記事かカテゴリーと選択して他の記事もぜひご覧下さいませ。