中央アジア進出コンサルについて
弊社の中央アジア進出コンサルの強みは、強力なコネクションです。そこからあらゆるビジネスに必要なパートにアクセスして交渉が可能です。アクセス出来ない人物を探すことは不可能に近いと考えています。実は、先進国ではあまりその様なことを考えなくても事業を展開出来ます。しかし、中央アジア諸国は、まだまだコネがものを言う社会です。そんな強みを生かしたパワー営業が売りですが、御社のビジネスが中央アジアに刺さる、受け入れられるビジネスなのか?成功の可能性はあるのか?まずはその辺りを現地の有力者などにヒアリングすることから開始することが出来ます。弊社が中央アジア進出で対応している国はウズベキスタン、カザフスタン、キルギスの3カ国です。残念ながら全5カ国のうちトルクメニスタンやタジキスタンには対応しておりません。カザフスタンのパートナーはこちらの人物であり、ウズベキスタンはこちらの人物です。キルギスのパートナーについては公開許可が出ていませんので、許可が出たら改めて紹介ページを設けさせていただきます。もし、3カ国への進出をご検討中であれば、まずは些細な質問からでも構いませんのでご連絡お待ちしております。ではこれから中央アジア進出についてのメリットやデメリット、各国の比較などの話をしていきます。
中央アジア進出のメリット
あまり知られていませんが、メリットが多数存在する中央アジア進出。私やクライアントが実際に感じているメリットをいくつか紹介させて頂きます。
日系企業の競合が少ない
中央アジア新進出を考えた場合に圧倒的なメリットとして、日系企業の手付かずのビジネスが多いと言うことです。日本との貿易を考えても多くはありません。実は海外において競合となるのは、現地企業もあるのですが、一番の競合相手となるのは自国、日系企業になります。しかし、まだまだマイナーな国であり、手付かずの自然ならぬビジネスゾーンが存在します。そこにいち早く気づいて乗り込み先行者利益を得ることも容易でしょう。先に行動するもののメリットは多くあります。
横展開がし易い
中央アジア諸国は文化的にも似ている部分が多く、料理なども似ています。そのため、どこかの国で成功すると、周辺国への展開が非常に容易です。陸続きですし、物流も安価で、一つの国としてではなく、周辺国を入れた地域としてのビジネス規模で計算することも可能です。そうなると、結構大きな規模でスケールを考えることが出来るでしょう。
政府も巻き込んだ大きな動きが出来る
ただ、ビジネスとして営業活動をしたり、一般的なマーケティングを行う以外にも、例えば政府と官民パートナーシップを結んで仕事を展開していくなどのパワープレーも可能です。当然政府が組みするに価値ある相手として認識される必要があります。また、様々な取り決めを行うために、特に政府側から信頼されるラインから話に行かないと聞いてもらえませんし、決まりません。しかし、うまくやると早く大きなビジネスになる可能性を秘めています。
人口増加と高い経済成長
単純明快なメリットですね。中央アジア諸国は人口増加が激しく、経済成長率に関しても世界トップクラスの国もあります。それが何を意味するかは言わずもがなと思います。
中央アジアは大の親日
キルギスが親日国の理由や、ウズベキスタンが親日国の理由を記事にしたこともありますが、中央アジアは親日です。それもただならぬレベルで親日です。どうせ海外進出するなら、親日の国が良いと思いませんか?進出国で滞在中に暴言を言われたり、嫌な思いをすることもありません。もしろ歓迎されますし、気分良く仕事が出来ます。何かビジネスをするときもそうです。歓迎されることは大きなメリットでしょう。
初期投資が安い
業種にもよりますが、物価は比較的安いので、他の先進国などに比べると、ビジネスをスタートするための初期費用も比較的安いです。
参入してしまえば美味しい
後にデメリットとしても書いていることなのですが、中央アジア進出は参入障壁が高いです。そのため、うまくやってしまえば競合が後から参入しにくいと言うメリットがあります。
エネルギーコスト
カザフスタンを筆頭に、中央アジア諸国は豊富な資源に恵まれています。そのため、エネルギーコストがどこの国も非常に安く光熱費を抑えることが出来ます。
地理的位置
中央アジアはヨーロッパ、ロシア、中国、南アジアとの中継点としての地理的な位置を持つため、物流や交通の要所としての役割が期待されます。世界をターゲットにした製造業の拠点としても魅力があるかもしれません。
投資環境のレベルの向上
一部の国では、海外からの投資環境などが近年まで整っていませんでしたが、近年急激に中央アジアの海外からの投資環境は整ってきています。経済特区なども充実してきており、そこから事業を開始することで、投資金額の回収もしやすい環境などが出来ています。
中央アジア進出のデメリット
メリットもあれば当然デメリットも存在します。ここでは、私が実際に中央アジアで活動している中で実際に感じたデメリットを紹介します。
言語の問題
まず、中央アジア諸国で最も話されている言語は、それぞれの国の言語です。弊社で対応可能な3カ国についても、ウズベク語、カザフ語、キルギス語が主言語となっております。そして、ロシア語が第二言語として存在しており、各国で話せる人は多いです。しかし、最低でもロシア語が話せる人間がそれらの国々への進出を考えている場合必要になります。そのため、まず簡単な英語圏が選択肢に入る企業は少なく無いでしょう。ハードルが低いですからね。
文化的
文化の違いは、ビジネスの進め方にも表れます。卵が先か、鶏が先かみたいな押し問答も多く発生しますし、何よりどちらかが一方の価値観を押し付けた形ではビジネスは進みません。双方の考え方を理解した上で落としどころを提案したり、コントロールすることが非常に重要になってきます。もしかしたら弊社のコンサルの多くの時間はここに当たられていると言っても良いでしょう。それほど重要なポイントであり、それをすることは簡単ではありません。そのため今回はデメリットとして書かせて頂きました。
複雑な法律・規制リスク
中央アジア諸国に共通して言える問題として、新しいものに対する法律や規制がすぐに遂行され、ビジネス環境が変化してしまうという問題です。例えば、近年で言うとマイニングに対する規制が例として挙げられますが、法律として存在しないときは、低価格の電気料金を背景に多くのマイニングファームが中央アジア諸国に建設されましたが、どの国でも法律を作り、それを規制しました。背景には中〇系の違法な業者が蔓延っていたことや、電気不足などいくつかの要因が背景にあるのですが、新しい産業や技術に対する規制が遅く、後から規制が入るパターンが多いです。リスクを抑えるにはなるべく昔からあるビジネスを行うことが重要になります。
政治的リスク
中央アジアでは、キルギスでは3度の革命。カザフスタンでも2022年に反政府デモが起きています。政変が起こると、それまで政府と進めていた事業などに影響があったり、法律が変わったりという形で、もしかしたら進出後に何かしら起こることで損害を被る可能性もあります。弊社ではその辺りを理解しているため、政変がもし起きたとしても、首が変わらない官僚などの方々ともコネクションを作り、もしもの時にも備えた体制を整えています。
信用・信頼の構築
信用、信頼の構築は中央アジア諸国において大変重要です。家族を大切にする文化はどの国にもありますよね。そうなんです。私の場合は、ビジネスパートナーと言えるみんなとは家族ぐるみの付き合いです。ビジネス以外の面でも交流があり、互いに何かあった時に助け合って来ている関係です。実はこれは非常に重要で、その様な関係が無いと、些細なことから裏切りや不義理に発展します。しっかりと関係を構築しないとそれ自体が大きなリスクとなります。
日本人労働者が集めにくい
あなたがもし、どうしても中央アジア進出はしたいけど、現地の責任者には日本人を駐在させたい。または、何人か日本人を現地で雇いたい。と思った場合の話をします。他の諸外国に比べると、日本人にはなじみの無い土地です。そして発展途上国となると、不安に感じる人は多いです。実際は治安も良いですし、他の国には行っているのに中央アジアに対して不安感を感じている全く間違っている日本人が多いのも事実です。そのため、現地に駐在する従業員を探すのは簡単ではありません。
参入障壁が高い
以上のことから、何となく想像出来るかもしれませんが、参入障壁は高いです。なかなか簡単には上手く行きませんし、やろうとする日本企業も少ないです。しかし、先術の通り、それは裏返せば競合が出来にくいというメリットとも言えるかもしれませんね。また、これらの参入障壁を無い状態でスタートするために弊社は事業を行っております。
以上が中央アジアへのビジネス進出のメリットとデメリットでした。デメリットが多い分、見返りも多い。そんな魅力のある国々が集まっています。
中央アジア進出、3カ国の比較
中央アジア進出を考えている場合、どこの国が自分たちのビジネスに合っているのか。かけられる予算なども含めて検討する必要があるかと思います。ここでは3カ国の国の特徴について話をさせて頂きますので、中央アジア進出のための参考にしてください。
ウズベキスタン進出の特徴
弊社で最も多くのご依頼を頂いているのがウズベキスタン進出支援です。農業法人様、登録支援機関、介護事業者、医療機関、総合商社、IT企業、製紙会社様など、多岐に渡る業種の企業様からご相談頂いております。ウズベキスタン進出に関してはこちらの記事にも書かせて頂いておりますので参考にしてみてください。それでは弊社が対応している中央アジア3カ国進出のうちのウズベキスタンについての話をしていきましょう。
最も人口が多く将来性がある
カザフスタン、キルギスなどの国と比較して、第一にウズベキスタンが人気の理由は、人口増加率と経済成長率。そして総人口というデータです。右肩上がりで人口増加は進んでおり、それに伴って経済も著しい成長を見せています。
建設ラッシュ、不動産もおすすめ
中央アジアで最も建設ラッシュが起きており、不動産に対する投資が盛んです。日本ではあまり馴染みがありませんが、狙い目です。
そこそこの予算が必要
3カ国の中では物価が2番目ちょうど中間。進出に対してお金が2番目にかかる国です。
政府関係者の親日具合が一番
日本を見習い、日本の様になるんだ。その様な声が政府関係者から聞こえてくる国です。日本留学経験のある方が政府の要職に多数存在しており、実は政府関係者で日本を参考にしたい。日本企業を誘致したいという気持ちが大変強い国です。
政治的に最も安定している
最近弊社で対応可能な3カ国で言うと、ウズベキスタンが最も政治的には安定しており、国民の指示を得ているリーダーが大統領です。長期政権になると見ています。今の大統領は前大統領時代とは違い、市場開放をし、外資を誘致し、資本主義経済を活性化させようという動きが随所に見られます。これからどんどんウズベキスタンに目を付ける会社が増えて行くでしょう。それは政治的な安定感もあり、進出して上手く行く企業が増えれ来ると想像出来るからです。特に日本の企業はどこかが上手く行ってから真似する傾向があります。
政府絡みの案件に最も時間がかかる
3カ国で比較すると、政府絡みの案件を進めるのに最も時間がかかります。もっともしっかりとしていると言うべきでしょうか?いくつかの要所に話を通して承認される必要があるため、あまり1カ所の判断で物事が進まない様になっています。しかしながら、そこをクリアして行って入り込めば、参入障壁は低くないので、ビジネスにおいても自分たちの利益のテリトリーを確立しやすいと言うメリットもあります。
キルギス進出の特徴
弊社でウズベキスタンについで、進出相談が多い国はキルギスです。私の妻の故郷でもあり、滞在が最も長い国になります。経済規模としては3カ国の中で最も小さく、人口も少なく貧しい国です。その分伸びしろもあると言えますね。それではキルギスの特徴を見て行きましょう。
最も要人にリーチしやすい
キルギスが3カ国中最も要人と会いやすいと言えます。経済規模が小さいということもありますが、弊社の関係先から政府要人や財界人の有名な方に会うのは非常に簡単です。しかし、しっかりと相手に引けを取らない人物の後ろ盾をもって話に望まないとうまく話を勧められませんし、適当に載せられて気づいたら何もないなんてことも多いと聞きますので注意しましょう。
最も安価でチャレンジ出来る
ウズベキスタンやカザフスタンに比べて、最も物価が安く、何かビジネスをスタートするなら一番始めやすい国であるとも言えます。中央アジア進出をする際に、手始めにキルギスでスタートして、他の国に横展開していくという流れがビジネスの内容や、やり方にもよりますが、最も低予算で実行出来る道かもしれません。
国民が最も親日
ここで話している3カ国の中では、国民が最も親日であると言えるでしょう。車も日本車だらけ。日本人と分かればうれしそうに話しかけてくるキルギス人はすごく多いです。私は嫌な目にあったことは全くなく、皆日本のことを良く思ってくれています。日本製品に対する信頼感も非常に高いです。
大きなスケールのビジネスには向かない
人口が少ないこともありますが、スタートから手堅く小さくやるビジネスには向いていますが、最初から大きなビジネスや市場を考えている場合にはキルギスは不向きです。
政治的に安定はしていない
なんども革命が起きている国です。私も滞在中に革命を経験しました。その翌日にはふつうに外を出歩いていましたが、よくも悪くも国民も革命慣れしているので、あまり皆さんが想像される様な混乱は行いのですが、最も安定していないと言えます。
カザフスタン進出の特徴
最後にカザフスタンの特徴についてお話させて頂きます。カザフスタンは圧倒的に面積が広い国で、世界第9位の面積を誇ります。そして中央アジア諸国の中で最もお金持ちの国と言えます。それでは見て行きましょう。
富裕層ビジネス
カザフスタンは3カ国の中で最も物価が高い国です。石油を背景に急成長した時代があったカザフスタン。そのため、富裕層ビジネスが成り立ちます。ブランド品のショップなどもあり、飲食業をする場合にも日本と変わらない値段設定で十分成り立ちます。もしかしたら日本よりよほど高くて利益率も高いレストランが出来る可能性は十分にあります。
大型エネルギー関連ビジネス
大型のエネルギー関連ビジネスの相談が来るのがカザフスタンです。石油の産出国であり、それ関連のプロジェクトも多いです。私のところに参加出来る日本企業を連れてきて欲しいと、国のお偉方に言われるのですが、なかなか相手方の要求に日本企業は耳を傾けることが出来ません。
最近は大きなチャンスがゴロゴロ
日本のエネルギー関連企業からしたら、美味しい事業が大量に転がっています。日本企業は拾わないし、広い方も教えてもらえないので参入は難しいのですが、、、もしこれを見ていて日本の大手エネルギー系開発企業や発電所、プラント開発などが出来る大手の役員クラスと話が出来る人がいたら連絡が欲しいぐらいです。日本企業のチャンス、、ものにして欲しいです。
コストは安くない
ここまで見てもらえたら想像出来るかもしれませんが、物価は安くないですし、人件費も含めて結構高いです。そのため、何かする時には3カ国の中で最もお金がかかる国であると言えます。
最後に
以上、中央アジアへのビジネス進出について記事にしてみました。いかがでしたか?もし少しでも中央アジア進出に興味があればお問合せくださいませ。これらの国々に対しては、実はJETROもJICAも情報が多いわけではありません。なかなか政府同士で腹を割った話なんかも出来ないそうです(中央アジアサイド談)。そして、日本側からしても、求める形、進め方に合わせてくれないのが中央アジアだと言う話も聞いたりするので、まあ、すれ違うんです。理由は僕にはよくわかっているのですが、難しいでしょう。しかし、それで良いのです。だからこそ弊社の様な会社が日本企業をサポート出来るのだから問題ありません。そして、もしこの記事の内容が、あなたのために少しでも役立つことを願っております。頑張って世界へ羽ばたきましょう!