キルギスでは特定技能試験は行われていませんが、2023年7月6日、日キルギス間で、在留資格「特定技能」を有する外国人に係る制度の適正な運用のための情報連携の基本的枠組みに関する協力覚書に署名し、協力覚書の交換を行いました。これにより登録支援機関と受け入れ機関があればキルギス人の受け入れが可能となりました。
キルギス人を特定技能で受け入れる場合
日本とキルギスの間で特定技能に関する協力覚書の交換を行ったものの、キルギスにおいて現在のところ特定技能試験は行われていません。どのようにすれば良いのかを以下に示します。
試験は隣国で受けるのが無難
私の意見としては、ウズベキスタンで特定技能試験は2024年1月現在、介護、農業、建設業については行われています。そのためその3分野についてはウズベキスタンで試験を受けてもらうことが出来ます。日本で全ての試験を行うことは出来ますが、渡航してもらって受けてもらうとなると受け入れ機関の負担が増えるでしょうし、なかなかそこまでしようと言う会社さんも少ないでしょう。日本円で5000円程度あればキルギスの首都ビシュケクからウズベキスタンの首都タシュケントまでバスで往復することが出来ます。本気で日本で仕事をしたいと考えている人なら負担出来る金額です。
キルギス人の送り出し機関について
つい先日、弊社のコンサル先の登録支援機関が、私の知り合いが経営する現地の送り出し機関と契約を締結してキルギス人の日本への送り出しが可能となりました。他にもいくつか日本が絡んでいる送り出し機関もあると思いますが、知らないところに安易に仕事をお願いすることが出来ない国なので、もし興味がある方がおられましたら私の付き合いのあるところを紹介させて頂きます。
キルギス人対応の登録支援機関について
日本で登録支援機関は多数あっても、キルギス人に対応していると登録支援機関は非常に少ないのではないでしょうか?特定技能でのキルギス人の受け入れを検討している会社にとって、必要になってくるのがキルギス人に対応している登録支援機関でしょう。弊社のコンサル先の登録支援機関の日本グローバルサービス株式会社はキルギスやウズベキスタンなどの国の人たちにも対応している会社です。特に株式会社Minaminの記事を見て連絡したと問い合わせをしたら対応が良くなることでしょう。一度お試しくださいませ。キルギス人を特定技能で受け入れたいけど、登録支援機関をどうしようかとお困りの方はぜひお問合せくださいませ。弊社アレンジさせて頂くことも可能です。
キルギスの送り出し機関をお探しの登録支援機関さん
顧客の受け入れ機関が、キルギス人の受け入れをしたいと言ってきたが対応出来ないとお困りの登録支援機関さんも、弊社でサポート可能です。キルギス人の支援のためにキルギス語対応のスタッフがいない、キルギスに付き合いのある送り出し機関がいない。そんな場合でも弊社がサポート致します。お気軽にお問合せくださいませ。
キルギス人材の可能性
弊社はウズベキスタン、カザフスタン、キルギスを中心としてサービス展開を行っておりますが、代表の私自身、最も長い期間を過ごしたのがキルギスです。そして私の妻もキルギス人です。その私からキルギス人材の可能性についてお話させて頂きます。
特定技能について
実は、技能実習生に関してはキルギス人は結構日本に行ってました。しかし、技能実習生に関しては他の国などでいろいろ問題が生じて制度自体が見直されようとしていますね。そこで特定技能が今後は主流になる気がしています。特に、キルギスは元々放牧民族の国ということもあり、家畜が生活の近くに溢れています。そのため日本では労働者が少ない畜産や農業という分野に抵抗がなく、若く力のある若者を見つけられるでしょう。そして、国外に行こうとする人の多い出稼ぎの国でもあるので、海外で働くハードルも低いです。今後はどんどんキルギスから特定技能で日本に渡るキルギス人は増えるでしょう。
自動車整備業のキルギス人高度人材について
キルギス人材で私が注目しているのは、自動車整備業です。他にも可能性は多く秘めているのですが、その中でも、日本車が非常に多く、高度な修理などのテクニックを要している分野が自動車整備業です。エンジンをばらして組み立てるなんてことは当たり前で、古い日本車まで扱っているので、多くの日本の自動車整備業の方よりよほど実務力があるのでは無いかと考えています。キルギス人を高度人材で採用したい自動車整備業者様からの連絡をお待ちしております。
最後に
キルギス人を特定技能で受け入れたい場合や登録支援機関のことについてお話させていただきました。私の気になる業種や意見に限定してお話させて頂きましたが、この分野ではどうでしょう?こんなことをやりたいけど手伝ってもらえませんか?など、気になることがあればお気軽にお問合せくださいませ。今後ともよろしくお願い申し上げます。