カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの中央アジア3カ国市場調査。政府発表やネット情報には、現実とかけ離れた数値や実態と異なるデータが散見されます。AIや検索では辿り着けない「現場の真実」に焦点を当て、情報の歪みを指摘。不確かな公的統計に惑わされず、情報を得る方法について解説します。
カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの中央アジア3カ国の市場調査の注意点

恐らく、中央アジアについて、深く理解して、市場調査を正確に出せる人というのは少ないと思います。そして、以下の様な注意点もしっかり押さえながら調査する必要があります。
公的データの「修正」と「再定義」の必要性
中央アジア諸国の政府発表データは、実態と乖離しているケースが少なくありません。
データが正しいとは言えない
政策目標に合わせるために統計手法が変更されたり、インフレ率や失業率が実態より低く抑えられたりすることがあります。例えば、ウズベキスタンにおいては、最高気温の測定がある一定の気温を上回ると測定されなくなったりします。
シャドーエコノミー
税制や商習慣の背景から、公式の統計に表れない「地下経済」の規模が非常に大きく、これを加味しないと正確な市場規模を見誤ります。予測値になってしまいますが、それを少しでも加味しないと見誤ってしまいます。
実務上の「現実」
法制度の運用や物流のコスト、通関の実態など、現場での商習慣が公的なガイドライン通りに機能していないことが多く、データ上では見えないリスクが潜んでいます。
デジタル情報の信憑性と「AIの壁」
インターネット上の情報やAIによる要約は、現代の調査において最も「手軽で危険な」ツールです。
情報の出所
ネット上の記事が、単なる政府広報の書き直しや、AIが生成した根拠の薄いコピーである可能性を常に疑う必要があります。
リアルを知る人の介在
デジタル上の「点」の情報を繋ぎ合わせ、それが現在の商習慣や法運用に即しているかを判断できるのは、現地で実際に動いている「生身の人間」だけです。
現場感覚の欠如
AIは既存のテキストデータを集約することは得意ですが、中央アジアのような流動的な市場において、「今、この瞬間にそのルールが現場で守られているか」という実態までは判断できません。
「愛国心による色眼鏡」とポジティブ・バイアス
現地の調査会社やコンサルタントに依頼する際、最も警戒すべきが「情報の美化」です。
ナショナル・アイデンティティ
近年、これら3カ国では自国への誇りとアイデンティティが非常に強まっています。その結果、調査員が無意識に自国のポテンシャルを高く評価し、不都合な真実を伏せてしまう傾向があります。
悪い情報ほど価値がある
現地の調査担当者は、誇り高いがゆえに「自国のネガティブな情報」を出すことを避ける傾向があります。しかし、進出企業にとっては、腐敗や規制の不透明さといった「悪い情報」こそが、失敗を避けるための最重要データとなります。
冷静な第三者視点
調査を依頼する際は、単に結果を求めるだけでなく、「リスクやデメリットを必ず含めること」を条件にするなど、バイアスを排除する設計が必要です。
市場調査結果の制度を上げる方法

基本的には、海外の市場調査は、日本企業が自社の製品の販売を該当国で考えている場合や、現地法人設立や店舗開設を見据えた第一段階として弊社では依頼を受けることが多いですが、弊社が市場調査の結果の制度を上げる方法を紹介します。
政府データは政府の該当省庁にコネを使って確認する
可能な限り、参考にする政府データに関してはダイレクトにデータを出している対象政府機関に対して直接確認をします。特に知り合いなどを通じたコネクションを通じて話をしないと、まじめには対応しません。例えば、日本企業が大使館を通じて問い合わせたり、直接政府機関に問合せをしたところで、まじめに対応しません。適当に肯定する形で深く確認をせずに回答されるでしょう。日本とは全く違うということを理解しないといけません。
インターネット上の第三者の情報は無価値
インターネットに転げている情報は、一切使いません。基本的に参考にすらなりません。
必ず現地の協力者と一緒に作り上げる
必ず弊社は、現地のパートナー達と情報を精査しながら市長調査のレポートを作成します。カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスにおいて長年ビジネスオーナーとしての実績があり、人脈もある人たちと市場調査を行います。
最後に自分の意見や、考慮すべき点を追加
最終的に、上記のポイントに注意しながらカザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの中央アジア3カ国については市場調査結果をまとめていきます。最後に、自らの経験などを踏まえた補足コメントを足して完成させます。
AIや検索エンジンでは辿り着けない「現場の真実」を直視すること。それが、この難易度の高い市場でビジネスを成功させるための第一歩です。
カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの中央アジア3カ国市場調査は難易度が高い

これまでお話させて頂いた通り、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギスの中央アジア3カ国市場調査は難易度が高いということは分かっていただけたものだと思います。さらに、これに関しては、現地にただ住んでいるだけでは分からないことが多いです。実際に現地でビジネスを行い、実際にトラブルが発生した時に解決した経験があり、政府関係者ともしっかりとしたルートがある人であってようやく出来ることでは無いかと思っています。
最後に
私は中央アジアに4年間住んできました。現地の有力者たちと話す機会も多く、上場会社などから市場調査の依頼を受けることもチラホラあります。依頼される際の理由が、インターネットで情報を調べても分からないし、日本にあるグローバル調査会社に依頼しても現地企業に丸投げするだけで現地企業を探しても信頼出来るかどうかも分からない。結果として、弊社に依頼することを選ぶ企業様が多いのかもしれません。市場調査について少しでも興味がある方はお気軽にLINEや問い合わせフォームからご連絡下さいませ。



















