中央アジア屈指の観光地であるウズベキスタン。青の都サマルカンド、歴史が息づくブハラ、そして進化を続ける首都タシケントなど、世界遺産と絶景にあふれるこの国は、今、旅行先としてますます注目を集めています。でも、「どこを巡ればいい?」「どうやって回れば効率的?」と悩む方も多いのではないでしょうか?この記事では、ウズベキスタンを初めて訪れる方にも分かりやすく、ウズベキスタンの人気都市を効率よく巡る観光モデルコースをご紹介します。また、各都市における観光スポットの紹介などもしております。
ウズベキスタン観光の魅力

ウズベキスタン観光の魅力は一言でいうと、
「シルクロードの歴史と青の絶景が共存する、知られざる宝石のような国」です。以下に、旅行者の視点で分かりやすく、ウズベキスタン観光の魅力を紹介します。
① 世界遺産に登録された歴史都市が点在
ウズベキスタンには、かつてシルクロードの要衝として栄えた都市が多数残されています。特に有名なのが
サマルカンド(青の都)
ブハラ(信仰と学問の街)
ヒヴァ(中世がそのまま残る城壁都市)です。
壮麗なモスクなどが今も生きており、街全体が“歴史博物館”のようなところが点在しています。
② 青と金で彩られた美しいイスラム建築
ウズベキスタン建築の最大の魅力は、青いタイルと繊細な幾何学模様です。
特にサマルカンドの「レギスタン広場」や、ヒヴァの「カルタ・ミナル」などは、写真映え抜群で、他のイスラム諸国とは異なる、中央アジア独自の様式美を体感できます。
③ 人々の温かさと素朴なホスピタリティ
ウズベク人はとても親切で、観光客にもフレンドリーです。英語や日本語が話せなくても、笑顔とジェスチャーで助けてくれることも良くあります。「人の温かさが旅の印象を決定づける」ことを実感できる国です。私個人的には、東南アジア諸国やアメリカ、ヨーロッパ諸国の多くの国よりよほど治安も良いと思います。
④ 物価が安く、コスパが高い
食事やホテル、移動費が非常にリーズナブルです。最近は円安で少しお得感は無くなっていますが、高級ホテルに宿泊しても日本に比べたら安いですし、ローカルの食事は500~800円で地元料理が楽しめます。
⑤ アクセスがしやすくなった&観光インフラが整備中
日本からは成田から直行便があり、韓国・トルコ・UAE経由で行きやすくなっている。高速鉄道(アフラシャブ号)や国内線も整備され、都市間移動がスムーズで効率よく観光することが出来る。ウズベキスタンは、「青の世界遺産建築」「歴史」「人情」「物価の安さ」がそろった、アジアと中東の境界で輝く隠れた観光大国です。
ウズベキスタンの観光前に知っておきたい基本情報
ウズベキスタンを訪れる前に知っておきたい基本情報を、観光者の視点から分かりやすくまとめました。
ウズベキスタン基本情報
内容 | 項目 |
国名 | ウズベキスタン共和国(Republic of Uzbekistan) |
首都 | タシケント(Tashkent) |
公用語 | ウズベク語(※ロシア語も広く通じる) |
通貨 | スム(UZS) |
宗教 | イスラム教(スンニ派)を中心に多宗教国家 |
人口 | 約3,700万人(中央アジア最大) |
時差 | 日本よりマイナス4時間(JST -4) |
ビザ | 日本国籍は30日以内の観光ならビザ不要(2025年現在) |
歴史と文化の背景
ウズベキスタンの歴史と文化の背景を、旅行者や観光目的の読者向けに簡潔にまとめます。
シルクロードの交差点としての歴史
ウズベキスタンは、かつて東西交易の大動脈・シルクロードの中心地でした。
サマルカンドやブハラ、ヒヴァといった都市は、商人・学者・巡礼者が行き交う国際都市として繁栄しました。
特にサマルカンドは「青の都」と呼ばれ、イスラム世界の文化・学問の中心地として有名です。
征服と融合の歴史
ウズベキスタンの地域は、アレクサンドロス大王、アラブ帝国、モンゴル帝国、ティムール帝国など、様々な勢力の支配を受けてきました。
特に14世紀に登場したティムール(タメルラン)は、サマルカンドを帝国の首都とし、華麗なイスラム建築を築きました。
ソビエト時代の影響
19世紀後半、ロシア帝国の支配下に入り、1924年からはソビエト連邦の一部「ウズベク・ソビエト社会主義共和国」となりました。ソ連式の都市計画や教育制度、ロシア語の普及などが文化に大きく影響を与えました。
その後1991年のソ連崩壊とともに独立した国です。
文化的な特徴
イスラム文化(スンニ派)が基本で、宗教行事や伝統衣装、建築様式にも色濃く反映されています。
同時に、ペルシャ、トルコ、ロシア、モンゴル文化が融合した独特な多層文化を形成しており、現代のウズベキスタンでは、伝統文化(音楽・舞踊・刺繍)と近代化が共存しており、観光客にも開かれた温かなホスピタリティ文化が根付いています。
ウズベキスタンは「東西文化の交差点」として発展してきた国であり、イスラム建築、シルクロードの歴史、多民族文化、そしてソ連時代の名残が重層的に息づく、非常にユニークな文化圏です。
ウズベキスタン人気観光都市のおすすめスポット7選
こちらがウズベキスタンの人気観光都市別(タシュケント、サマルカンド、ブハラ、ヒヴァ、フェルガナ)にまとめたおすすめスポットです!
都市ごとの特徴と代表的な観光名所をまとめてみました。
タシュケントの人気観光地おすすめスポット7選
タシュケント(Tashkent)はウズベキスタンの首都であり、近代都市でありながら歴史と文化が感じられる観光の起点都市です。以下にタシュケントで人気の観光地をまとめました。
ハズラティ・イマーム広場

こちらはタシュケント随一の宗教建築群であり、歴史的ランドマークです。
世界最古とされるウスマン写本のコーランが保管されていることで有名で、バラク・ハン・マドラサ、ティラ・シェイク・モスク、博物館などが集まる神聖な場所となっています。イスラム文化と歴史の深さを感じられるスポットです。
チョルスー・バザール
ローカルの活気を体感出来ます。ドーム型が目印の巨大市場で、青いドームが象徴的な伝統的なバザールです。
野菜、果物、ナッツ、香辛料、衣料品までなんでも揃うので、地元の人の生活を体験でき、食べ歩きやお土産探しにも最適です。
ナヴォイ劇場

日本人抑留者が建設した歴史的建築で、日本人なら一度は訪れておいて欲しい文化体験の場です。
1947年完成、日本人戦後抑留者の手によって建てられました。建築様式が美しく、今もオペラやバレエを低価格で鑑賞可能です。
以前記事にしたウズベキスタンが親日な理由としても挙げておりますので、是非ご覧下さいませ。
タシュケント地下鉄

動く美術館と称されるアートな地下鉄駅群で、旧ソ連時代に建設された、中央アジア初の地下鉄で、駅ごとに異なる装飾(モザイク、彫刻、シャンデリア)で撮影スポットにも最適です。「Kosmonavtlar駅(宇宙飛行士駅)」などが特に人気となっていますが、私自身はいろんな駅で降りて撮影してしまいました。
ウズベキスタン国立歴史博物館
ウズベキスタンの歴史と文化を一望できる博物館です。紀元前の遺物から現代まで、国の通史を学ぶことが出来、サマルカンドやブハラ訪問前に訪れると理解が深まることでしょう。
アミール・ティムール広場

アミール・ティムール広場の中央には、14世紀の英雄アミール・ティムール(ティムール/タメルラン)の騎馬像が建てられています。ティムールはサマルカンドを首都とした「ティムール帝国」の創設者であり、ウズベキスタンでは国家の象徴的な歴史人物として非常に敬意を持たれています。ソ連時代は「レーニン広場」と呼ばれていましたが、独立後にティムール像が設置され、現在の名称に変更されました。
マジックシティ(Magic City)
タシュケントにある「マジックシティ(Magic City)」は、観光客にも地元の人々にも人気のあるエンターテイメント型複合施設です。テーマパークとショッピングモール、グルメ、カルチャーが融合した新しい観光スポットです。観光ルートとしては、タシュケント観光(チョルスー・バザールやナヴォイ劇場)+マジックシティの夜のライトアップ散歩を組み合わせるのが人気です。
サマルカンドの人気観光地おすすめスポット7選
サマルカンド(Samarkand)は、ウズベキスタンを代表する観光都市で、「青の都」「シルクロードの真珠」とも呼ばれます。その美しいイスラム建築と歴史の深さから、世界遺産に登録されている場所も多数あります。ウズベキスタン観光をする多くの方がこの都市を訪れています。
レギスタン広場

サマルカンド観光の象徴であり、ウズベキスタンで最も有名な場所と言えるでしょう。壮大な3つのマドラサ(神学校)が並ぶ、圧倒的な青と黄金の建築美を見ることが出来ます。昼も夜(ライトアップ)も美しい、絶対に訪れるべき必見スポットで観光客の定番記念撮影ポイントとなっています。
グリ・アミール廟

ティムール(タメルラン)の霊廟で荘厳で神秘的な建築で、ティムール帝国の創始者であるアミール・ティムールが眠る場所です。外観の青いドームも印象的だが、内部の金色装飾は息をのむ美しさです。サマルカンドの精神的・歴史的中核といえる建物になります。
シャーヒ・ズィンダ廟群

霊廟が連なる“死者の王”の道として、フォトジェニックな回廊となっています。美しい青タイルに覆われた廟が階段状に並ぶ独特の構造をしており、古代から現代まで続く霊廟が連なる、敬虔な雰囲気があるので写真好きには特におすすめです。見ごたえあり。
ビビハニム・モスク
先ほどから何度も登場してきているティムールの妃のために建てられた巨大モスクです。建築当初は中央アジア最大級といわれたスケールのモスクで、青いドームと大門のタイル装飾が美しく、レギスタン広場から徒歩圏内にあるので、観光プランに組み込みやすいです。
シヨブ・バザール

サマルカンド最大の市場で地元の雰囲気を味わえる人気スポットになっています。野菜、果物、ナッツ、パン(ノン)、お菓子、香辛料まで何でも揃うので、ここでお土産を探すのも良いかもしれません。ビビハニム・モスクのすぐ隣にあり、観光の合間に立ち寄れる便利な場所で立ち寄りやすいです。
アフラシャブ博物館
ここには古代都市アフラシャブの遺跡と壁画を展示しています。サマルカンドの前身都市「アフラシャブ」の歴史を紹介する施設となっており、7世紀のソグド人の壁画が有名。歴史好きにはおすすめのスポットです。
ウルグベク天文台跡
先ほどから何度も登場しているティムールの孫・天文学者ウルグベクによる観測施設の遺構です。15世紀に建設された天文台の一部が残っています。ウズベキスタンの「科学の歴史」に触れられる観光スポットになっています。
これらのスポットは半日〜1日で効率よく巡ることも可能です。
ブハラの人気観光地おすすめスポット7選
ウズベキスタンの古都 ブハラ(Bukhara) は、千年以上の歴史を持ち、「博物館のような町」と称されるほど、中世の面影を色濃く残す世界遺産都市です。以下に、初めての方にもおすすめできるブハラの観光スポット7選を厳選してご紹介します。
アーク城

ブハラの王が住んだ壮大な王宮跡で5世紀から使用されていたとされる要塞型の王宮があった場所です。中にはモスクや博物館もあり、ブハラの歴史を知る第一歩の有名な場所です。入口の巨大な門と厚い城壁は迫力満点で是非ブハラに行ったら見るべき場所です。
カラーン・ミナレット

ブハラの象徴的存在“死の塔”とも呼ばれる歴史的建築で高さ47m、12世紀に建てられた塔で侵略者ジンギス・カンも破壊を避けたと伝わっています。夜のライトアップが特に美しく、近隣にあるカラーン・モスク、ミル・アラブ・マドラサとセットで観光すると良いでしょう。
ミル・アラブ・マドラサ

今も使われている神学校で、壮麗なイスラム建築美が堪能できます。16世紀建造のマドラサ(神学校)で、外観のシンメトリーが見事です。内部は非公開ながら外からの撮影だけでも十分価値ありだと思います。
ボロ・ハウズ・モスク

木造の柱と池が美しい、フォトジェニックなモスクです。王族のための礼拝所として使われていた木造モスクで、装飾された柱と天井の彫刻はとても精緻で美しく、朝や夕方の光でより魅力的に見えます。
ラビハウズ周辺
水辺を囲むようにレストランやショップが並び、地元の人々の憩いの場にもなっています。ナディール・ディヴァンベギ・マドラサやハーンのキャラバンサライも徒歩圏内で、夜はライトアップされ、カフェでのディナーにもぴったりな場所です。
チャール・ミナール

ウズベキスタンの古都ブハラにあるユニークな建築物で、その名のとおり「4つの塔(ミナレット)」を持つ小さなモスクです。
タキ・バザール
中世のドーム型商業施設が並び、お土産探しに最適です。独特のドーム天井の下に職人の店が並び、絨毯、陶器、刺繍などが並んでいます。観光しながらショッピングが楽しめるブハラの名物エリアです。
ブハラは歩いて回れるコンパクトな旧市街が特徴で、ゆっくりと街並みを楽しみながら、歴史と文化にどっぷり浸かれる都市です。
ヒヴァの人気観光地おすすめスポット7選
ウズベキスタン西部の歴史都市 ヒヴァ(Khiva) は、まるで中世にタイムスリップしたかのような城壁都市。旧市街「イチャン・カラ」はユネスコ世界遺産にも登録されています。
以下に、ヒヴァのおすすめ観光スポット7選を厳選してご紹介します。
イチャン・カラ

ヒヴァ旧市街全体が丸ごと世界遺産です。城壁に囲まれた中世都市の中に、モスク・宮殿・マドラサ・霊廟がぎっしりと全体が屋外博物館のような雰囲気で、散策するだけで感動的です。入場パスで複数の観光施設が一括で見学可能(各種セット券あり)
カルタ・ミナル

「未完成の塔」として有名なフォトスポットで、通常のミナレットとは異なり、太くて低いユニークな外観をしています。ティールグリーンのタイルが美しく、ヒヴァを象徴する建物のひとつで、イチャン・カラ入ってすぐの目立つ位置にあり、観光のスタートに最適です。
クフナ・アルク
ヒヴァのハーン(王)の宮殿で歴史的権力の中心地でした。17世紀に建てられたハーンの居城で、玉座の間、モスク、ハーレムなどが残る場所です。展望台からの旧市街全景の眺めが絶景でおすすめの撮影観光スポットになっています。
ジュマ・モスク

200本以上の木柱が並ぶ、静謐で神秘的な木造モスクで、中央アジアでも珍しい「木の森」のような内部構造をしています。柱は9〜18世紀のものが混在しており、歴史の重みを感じる独特の空間となっており、光と影が織りなす雰囲気が幻想的で、芸術的な魅力も高いです。
パフラヴァン・マフムド廟

ヒヴァの守護聖人の霊廟で青タイルが美しい神聖な場所です。詩人・英雄・哲学者でもあった人物の霊廟で、内部装飾が極めて精緻。「ヒヴァで最も美しい建物」とも評されるほど。多くの人が祈りを捧げる、精神的な意味でも重要な観光地です。
ムハンマド・アミン・ハーン・マドラサ

ヒヴァ最大の神学校で現在はホテルとしても利用されています。外観が荘厳で、カルタ・ミナルの隣に位置しており、現在は「Orient Star Khiva」という人気ホテルにリノベーションされているので泊まることも可能となっています。
バザールエリアとキャラバンサライ跡
昔の隊商宿(キャラバンサライ)や小さな工房が並ぶ観光スポットです。絨毯、陶器、刺繍などの伝統工芸品が並ぶお土産スポットでもあり、観光とショッピングを兼ねてのんびり楽しめる場所です。旅人が休んだ隊商宿の跡を感じる場所でもあり、シルクロードの雰囲気が漂っています。
ヒヴァはブハラやサマルカンドとはまた違う、圧倒的な保存状態と静謐さが魅力です。
まさに「もう一つの時間軸に入り込んだような感覚」が味わえる都市です。
ウズベキスタン観光モデルコース

ここではウズベキスタンの空港として最もメジャーなタシュケントを起点としたモデルコースをいくつか紹介します。日数に関しては、いくつかのパターンで紹介します。回る都市や、移動手段の組み合わせて沢山のルートが考えられます。弊社のプライベートツアーであれば、あなたに合った観光をご提案可能だと思いますが、一般的なツアーでは選択肢は多くはありません。ツアー会社では見ないモデルコースも紹介していますので、是非参考にしてください。
3日間の観光モデルコース
初めてのウズベキスタンでサマルカンドを中心にサクッと観光したい方向けです。
1日目:タシュケント→サマルカンド(高速鉄道 約2時間)
午前:アフラシャブ号で出発
午後:サマルカンド市内観光(レギスタン広場、グリ・アミール廟、シャーヒズィンダ廟群など好きな場所を観光)
サマルカンドにて好きなホテルに宿泊
2日目:サマルカンド観光の続き
午前:(ビビハニム・モスク、シヨブ・バザール、ウルグベク天文台など好きな場所を観光)
午後:自由時間(お土産/カフェなど)
サマルカンドにて好きなホテルに宿泊
3日目:サマルカンド→タシュケント
午前:高速鉄道でタシュケントに戻る
午後:タシュケント市内観光(ナヴォイ劇場、バザールなど)
帰国またはホテル泊
5日間で主要3都市を巡る定番観光ルート
ウズベキスタンの代表的な歴史都市を効率よく回る王道プランです。
1日目:タシュケントに到着して観光
ハズラティ・イマーム広場、チョルスー・バザール、タシュケント地下鉄などを観光
タシュケントにて好きなホテルに宿泊
2日目:サマルカンドへ移動して観光
高速鉄道で移動、午後からレギスタン広場など主要観光スポットをめぐる
サマルカンドにて好きなホテルに宿泊
3日目:ブハラへ移動(鉄道 約1.5〜2時間)
高速鉄道で移動しアーク城、カラーンミナレット、ラビハウズなど散策。サマルカンドとブハラ間は道も悪くないので車移動もあり
ブハラ旧市街の好きなホテルに宿泊
4日目:ブハラ観光 → タシュケントへ戻る
午前:モスクや霊廟観光(チャシュマ・アイユブ廟など)
午後:高速鉄道か寝台列車または国内線(その人の好み)でタシュケントへ戻る
5日目:帰国または市内自由行動
タシュケントでショッピングや博物館巡りなど好きなことをして帰る。
7日間でヒヴァまで行く充実の観光モデルコース
ウズベキスタンをしっかり味わいたい人向けの「深掘り」プランと言えるでしょう。
1日目:タシュケント着→市内観光
地元グルメ、歴史博物館、ナヴォイ劇場周辺など好きな観光スポットを散策
タシュケントにて好きなホテルに宿泊
2日目:サマルカンド移動→市内観光
レギスタン広場、グリ・アミール廟など主要スポットを観光
サマルカンドにて好きなホテルに宿泊
3日目:サマルカンド→ブハラへ移動・観光
車、もしくは高速鉄道で移動し、ブハラ旧市街散策
ブハラにて好きなホテルに宿泊
4日目:ブハラ観光 続き
ラビハウズ、ミナレット、タキ・バザールなどを観光
ブハラにて好きなホテルに宿泊
5日目:ヒヴァへ移動
車や鉄道で移動し、回りたいスポットを回ってイチャン・カラ旧市街でライトアップ見学
ヒヴァにて好きなホテルに宿泊
6日目:ヒヴァ終日観光
クフナ・アルク、ジュマ・モスク、カルタ・ミナルなど観光
ヒヴァにて好きなホテルに宿泊するか、夜行列車の場合は夜行列車でタシュケントに戻る。
7日目:ウルゲンチ→タシュケント→帰国
基本的には夜行列車か飛行機にてタシュケントに戻る
時間があれば行きたいところに行って帰る
補足事項
ここで挙げたモデルコースはあくまで1例です。例えば、7日間のモデルコースで言えば、タシュケントからサマルカンドに移動するところを、例えば自分が乗りたい電車の関係上、タシュケントから夜行列車や飛行機で先にヒヴァを観光してしまってからその後にブハラ、サマルカンドと回るパターンもあります。また、日数なども弊社が個人手配のお手伝いが出来ることを記事にしていますが、ご相談頂ければ日数も移動手段も自由自在なので、あくまで参考程度に見てください。弊社であれば、あなただけのオリジナルツアーを企画、アテンド可能です。気になった方はLINEか問い合わせフォームからご連絡下さいませ。
移動手段は?鉄道など国内移動について

ウズベキスタンでの国内移動は、観光都市間の移動や市内交通ともに複数の選択肢があり、旅行スタイルに合わせて使い分けることができます。ここでは、鉄道・航空・車・バス・市内移動手段まで、ウズベキスタンでの主な移動手段を詳しくご紹介します。
①高速鉄道(アフラシャブ号 / Afrosiyob)
ウズベキスタンの観光都市を結ぶ最も便利で快適な移動手段で、スペイン製の高速列車(タリゴ系)が使用されており、車内も清潔です。とても人気で席がすぐに埋まることが多いです。
主要ルートは以下の通り
タシュケント⇔サマルカンド⇔ブハラ
メリット
時間が正確で快適で景色も楽しめるし座席指定・オンライン予約可(事前予約推奨)
チケット予約について
現地駅、旅行代理店、または販売サイトから購入可能です。もし、どの方法でもチケットがもう買えないと言う場合でも、弊社であればほぼそんな状況でもコネクションを使ってチケットを抑えることが可能です。こちらの記事にも書いていますので、ご覧下さいませ。
②通常列車(シャルク号など)
高速鉄道よりも運賃が安く、ローカル体験ができます。移動時間はやや長いが、寝台車などもあり長距離移動に向いているので、選択肢として使い方次第では優秀。
利用例
タシュケント ⇔ ヒヴァ(夜行列車で約14時間弱)
寝台車での移動は一種の旅体験として人気です。
③ 国内線航空(ウズベキスタン航空など)
タシュケント⇔ヌクス(西部)、ヒヴァ最寄りのウルゲンチ空港、テルメズなどがあります。特にタシュケント⇔ヒヴァの利用は多いです。日本からだとウズベキスタン航空などしか出て来ませんが、現地ではローカルな飛行機会社のフライトを予約することも可能です。弊社でもアテンド可能です。
特徴
長距離を一気に移動したい場合に便利(ヒヴァなど西部へは特に有効)で、時期により便数は限定的なので、事前にスケジュール確認が必須です。
④ タクシー・乗り合いタクシー(マルシュルートカ)
都市間を走る「乗り合いタクシー」は現地で一般的な移動手段です。しかし、自家用車を使った非公式なタクシーも多いが、事前料金交渉が必須となるので、現地に慣れた人にしかお勧めできません。そのため、「Yandex Go」アプリの使用が非常に便利(配車+価格提示あり、英語対応も可)で、タクシー1台チャーターで郊外観光地(シャフリサブスやヌラタ)へ行くのも定番です。
⑤ ミニバス・長距離バス
タシュケントやサマルカンドのバスターミナルから出発しています。鉄道が通っていないエリアや、より安価に移動したい人におすすめです。
注意点
発車時間が定まっておらず「満席になり次第出発」パターンが多いです。快適さや清潔さは鉄道に劣るが、ローカル感が味わえます。ちなみに私個人は全く利用しません。
⑥ タシュケント市内交通(地下鉄・バス)
タシュケントの地下鉄はソ連時代に建設された、中央アジア初の地下鉄各駅が芸術的に装飾されており、観光にもおすすめ(写真映えします)運賃は安価(約20円)で乗り方も簡単です。
バス・路面バスは市内中心部を網羅しており安価(数十円〜)路線が複雑なため観光客にはやや使いにくいが、地元民の生活を支えている。
まとめ:用途に応じて移動手段を選びましょう
移動タイプ | おすすめ手段 | 特徴 |
---|---|---|
観光都市間(主要3都市) | 高速鉄道アフラシャブ号 | 快適・速い・時間通り |
ヒヴァ・ヌクス方面 | 国内線 or 夜行列車 | 長距離を効率的にカバー |
ローカル体験 | 通常列車・ミニバス | 安い&地元感が味わえる |
都市内 | 地下鉄・Yandex Goタクシー | すごく安いか便利か |
まとめ
ウズベキスタンには、短期間でも効率よく巡れる素晴らしい観光資源が詰まっています。
サマルカンド、ブハラ、ヒヴァといった歴史都市を訪れれば、まるでシルクロードの旅人になったような気分が味わえるでしょう。
モデルコースを参考に、自分だけのウズベキスタン旅行プランをぜひ立ててみてください!その上で、ありきたりな団体ツアーは嫌だなーとか、自分だけのツアーで自由に計画を立てたいと考えている方や少しでも気になった方は弊社の問い合わせフォームからご連絡下さいませ。