ある方から質問を頂戴したので、発展途上国の中でも特に私が関わりの深いキルギスについて、学校の建設費用に関する話や、寄付、支援など、キルギスで出来ることについてお話させて頂きます。
発展途上国での学校建設費用
発展途上国の学校の建設は建設することがゴールではありません。作ってからしっかりとそれを運営、維持管理することが重要です。多くの発展途上国では、箱物を作っても、それを運営する持続力や計画がなく、ただやったという形だけの学校が多く見受けられます(知人の体験談などを含めて)。そのため、安易に、学校建設しようというだけでは続きません。まず、その学校を運営する人もボランティアでは長続きしないでしょう。現実的には現地の人をそらなりの給与で雇うことを考える必要があります。キルギスは、発展途上国とは言え、アフリカの諸国やその他の、学校にいけない子供が多いわけではありません。しかし、この国でも出来る素晴らしい学校建設があります。
日本語学校の建設費用
発展途上国のキルギスで求められているのは、就業率アップのための就職先の確保です。日本政府はキルギス共和国との間で2023年7月6日に特定技能に係る協力覚書(二国間取決)を締結しました。これにより、今後キルギスの技能実習生、特定技能ビザでの日本での就業希望者は増えてくると思われます。そして、それを支援するための日本語学校、送り出し機関を作ることは、建設費用も安く、運営の持続出来る資金も得ることが出来て、日本人として発展途上国であるキルギスに貢献出来る道では無いかと思います。
運営法人設立、日本への送り出し機関認可取得 | 5000ドル |
初期費用(テーブルや椅子、ホワイトボードや教材など) | 10000ドル |
学校の月間家賃 | 2000ドル |
教員、事務員3名分月給 | 4500ドル |
すごく簡単にはなりますが、おおよそ上記の様な費用で送り出し機関は作れるでしょう。あとは、運営費を賄うだけの労働者を日本企業に送り出せば持続的な学校運営が可能になると思います。
発展途上国への寄付、支援
発展途上国であるキルギスにおいて、一般的な寄付や支援としては、孤児院への物品の寄付、支援などがあります。食べ物をプレゼントすることが一般的(肉として羊一頭を寄付するなど)ですが、いろんな物の寄付、支援も受け付けています。文化も違いますし、もしかしたら受け取っても迷惑になってしまうものもあるかもしれません。もし、寄付、支援したいという方がおられましたら、弊社が変わりに代行することも可能ですし、物品をもって行って直接子供たちに渡したい、一緒に写真を撮って子供たちの笑顔を記念に残したい。そんな希望があれば対応も可能です。
最後に
発展途上国とは言え、様々な国があります。その中でも私が滞在の長い、妻の母国のキルギスでの話を書いてみました。もし、この国で学校をやるのであれば日本語学校が良いと思うので、その話をさせて頂きました。ただ学校を作るだけではなくしっかり持続させて、キルギスにとっても日本にとっても良い選択肢として紹介させて頂きました。日本語学校作りから運営まで弊社でトータルサポート可能です。興味がある方はお問合せくださいませ。