妻がキルギス人の私は、キルギスの家族や親せきとの交流会にたまに出かけます(もし滞在していたら)。今回は、妻のいとこが、仕事をしているヨーロッパから帰ってきたということで、いとこ同士とその配偶者で集まることになりましたので、その様子と、中央アジア全体で見られる同じような人付き合い(飲み)の文化について紹介します。
ウォッカはリスペクトの証
中央アジア諸国でどこでも見られる文化ですが、ウォッカを飲みかわすことはお互いをリスペクトしていることを表します。全く厄介な文化です。ビールに逃げようよしても意味がありません。ビールは酒では無いと言われるだけです。アルコールが飲めない人や苦手な人からしたらバカバカしくてやってられません。私もこちらに来てすぐのことは別に飲めましたし、ウォッカもいつもボトル1本開けて、飲みに付き合っていましたが、最近は飲むのが嫌ですし、飲みことがストレスになってしまいました。しかし、親戚付き合いは稀だし、初めて会う人がいたりしたら、飲まざるを得ない空気になるから飲んでしまっているのが現状です。ただ、一つ言えることは飲めるなら飲んだ方が良いということです。ビジネスでも、ウォッカを飲みかわすと気分が良くなって相手はやる気を出します。そんな傾向にあります。昭和の日本です。
食事について
基本的に食事は爆量です。キルギスの例ですがサラダやパン、果物やサムサ、ジュースにお茶、クッキーなどの菓子にソーセージなどが前菜としてまずはテーブルに並べられます。
記事のトップ画像は今回の集まりの時。まだ控えめです。上記の写真は前回開催された僕を見る会(キルギスの妻の両親の兄弟とその配偶者が集まった)の時の写真です。写真は前菜ですこの前菜に加えて追加で後から
ショルポという名前のスープです。これが運ばれてきます。
シャシリクという肉の串焼きです。スープの後に肉料理が運ばれてきます。今回の会は控えめだから、なんとこれだけで済みました。本来であればこの後に炭水化物が追い打ちをかけてくるです。
本来であれば、こちらのベシュバルマクという麺料理などが最後を飾ります。
以上、キルギスを例に挙げてみましたが、ビジネスでの会食なども中央アジア諸国似たようなものです。ウォッカと爆量の食事というのは基本スタイルですね。私も妻の実家に初めて行った時など、知らない時は、前菜(サラダや飲み物、肉やフルーツなど一通り量も多く揃っている)だけで十分や量と種類があるから、これで全てだと判断して普通に食べていたら次次と料理が運ばれてきて大変な思いをしたことがあります。十分注意しましょう。
最後に
いかがでしたか?キルギスでの食事での人付き合いについて、例を挙げて紹介しました。当然全てがこうだというわけではありません。しかし、たんぱくな付き合いではなく、家族ぐるみであったり、真剣な付き合いを考えていくと、この様な形に行きつきます。私はたまたま酒には強かったので、現地で試されて飲み勝ったりしていたので、より気に入られたり、友情が深まったりしてビジネスに生きたので良いのですが、飲めない人にはキツイ習慣ですね。ただ、飲めないなら飲む必要はありません。ただひたすら強く拒むことです。何度でも飲ませようとアタックしてくるでしょう。しかし、その努力が無理だと理解させるまで断ってください。飲めないと付き合いが出来ないわけではないですし、ビジネスが出来ないわけでもありません。あくまでメリットが大きいというだけです。くれぐれも無理はしない様にしましょう!