イシク・クル湖とは?
湖の名前はキルギス語の《イシク(熱い)・クル(湖)》から由来します。日本語ではイシク・クル湖と呼ぶのが一般的なので、この呼称を用いますが、実際はクルは湖という意味があるので、イシク湖湖となってしまうのですが、気にせず行きます。海抜1609メートルにある、世界で2番目に大きい高山湖です。面積が琵琶湖の約9倍(6,236㎢)、最大深度は世界7位(668m)、体積は世界11位(1,738㎦)。透明度は、その時々の水の状況によって不定ですが、世界2位と称されるほどの美しさを誇ります(20m以上)。透明度に関しては、本当に場所やタイミングによっては濁っていると感じる(雨の後など)こともあります。
歴史は古く、一般的な湖の寿命が数千~1万年といわれる中、20万年の時を超えて存在し続けています。世界で20か所ほどしか確認されていない貴重な古代湖の一つです。その長い歴史の中で独自の進化を遂げた固有種の魚も見られ、辺り一帯はラムサール条約湿地に指定されています。塩分を含むためマイナス20°Cを超えるキルギスの厳しい冬でも凍りません。遠い昔、玄奨三蔵の記した書物「大唐西域記」にも「熱海」と 記されていました。 ソ連時代、外国人の立ち入りが禁止されており、幻の湖でもありました。湖底には集落跡の遺跡が沈んでいて、昔から多くの伝説があります。イシク・クル湖はソ連時代から観光が盛んに行われ、海岸沿いにリゾートやホテルが建設されてきました。現在ではユルタキャンプから高級リゾート、コテージまで、様々な宿泊施設があります。これらすべての要素が合わさって現地人と観光客の両方からキルギスで最も人気のある地域の一つとなっています。首都ビシュケクの気温が40度近くなっていても、30度に満たない気温だったりと涼しく非常に過ごしやすい地域のため、夏場に圧倒的人気があります。
お高めのカプリズ イシク クル リゾート(Kapriz Issyk Kul Resort)
まずはちょっぴりお高めのリゾートホテルのカプリズ イシク クル リゾート(Kapriz Issyk Kul Resort)を紹介します。現地では富裕層の避暑地という感じのリゾートになっており、プライベートビーチやテニスコートなど、滞在者専用の施設が充実しています。
ホテルからビーチに向かう道のVilla
ホテルからの眺めはこんな感じです。メインのホテル以外にもVilla的なホテルも多数あり、プライベートビーチの近くにも綺麗なVilla的なホテルがあります。ではビーチの方に行ってみましょう。
ホテルからまっすぐビーチに向かって伸びている道です。
途中のVillaですね。これがノーマルVillaという感じです。
更に進んでビーチに近づいていきます。
ビーチに近づくとVillaの専有面積が大きくなって高級Villaが並びます。
プライベートビーチ(現在は法律でプライベートビーチは禁止)
曇ってますが、ビーチに着きました。
桟橋があります。
プライベートビーチはこんな感じ。人はそこそこ多いです。
ビーチで少し寝転がってみました。
レストラン
ビーチのすぐ近くに屋外ドーム型天井のレストランがあります。
それほどメニューが多いわけではありませんが、美味しいというわけではありませんが、悪くはありません。
夜に行くとこんな感じです。キルギス人は踊りが好きなので、音楽が鳴っていると踊る人が多いです。
お安めのリゾートCOLORADO(コロラド)
次にお安めのイシククルリゾートを紹介します。日本人ではなかなかここにたどり着くのは難しいかなと思う様なCOLORADO(コロラド)です。なんと、3人で滞在して2で7800ソム(12480円)でした。1人当たり1泊2000円ぐらいですね。
部屋や施設紹介
部屋はこんな感じの暗い雰囲気の部屋です。豪華とは言えませんが、別に寝るなどの目的を果たすだけなら十分です。私は気取ったリゾートとコスパを比べたらこれで十分な気がします。
しかし、壁紙が剥がれていたり、椅子にも年期を感じます。シャワーには石鹸などはなく、バスタオルは少し生臭い気がしました。シャワーの水圧もチョロチョロと出る程度。価格を考えたら仕方ないかもしれません。
ちょろっと子供の遊び場みたいな場所もありました。
レストラン
レストランはおしゃれな感じです。お高い作りはしていませんが、うまく作ったなと思えます。
バーなんかもあって、夜19時からライブが始まります。私たちの滞在時はDJがリクエストを聞いて音楽を鳴らしていました。
牛肉のケバブ
ボソラグマン
サラダ
マンティなどなど、もっと注文しましたが、一応アラカルトでオーダーしたメニューです。これらの他にお任せで1日3食で1200ソム(1920円程度)をお願いすることも出来ます。
ビーチ
ビーチまでは歩いて5分ぐらいで到着します。以前は高級リゾートなどのプライベートビーチなどもありましたが、それが法律で禁止になって、すべてのビーチが解放されたので、どこのビーチでも入って遊ぶことが出来ます。
ビーチで寝転がっていたらラクダが来たのでパシャリ。宿泊施設は違っても、利用出来るビーチはみんな同じです。
イシク・クル湖のお土産
イシク・クル湖と首都ビシュケクの間の道中には、こんな感じで道端にお土産物屋が並んでいます。
イシク・クル湖のあたりで有名なトラウトの燻製
スーパーフードと言われるシーバクソンや、乾燥ミルクのクルト
フルーツなどが売っています。
イシク・クルの山
イシク・クル湖の北側には山脈があり、中央アジアのスイスと呼ばれるキルギスに相応しい山も見ることが出来ます。イシク・クルのリゾートからは大抵日帰りツアーで行くことが出来ます。
車で行くもよし、自分の足で歩くもよし
山にある小さな湖の畔にユルト(ゲル)が見えたりするところがキルギスですね。山腹などにも点在しており、人々が生活しています。
湖も山も楽しめるイシク・クルをぜひお試しください。
まとめ
以上、私が実際に行ったイシク・クルのリゾートについて紹介させて頂きました。金曜の夜や土曜にイシク・クルに向かって日曜に帰ってくる人が多く、夏は毎週日曜日になると大渋滞が発生します。もし時間に縛られない方は、これらの日とずらしてイシク・クルに行くことをおすすめします。他にもさまざまな場所に行ったこともありますので、ツアーのサポートや、通訳など各種サービスも弊社で対応可能です。興味がある方はぜひ一度こちらの問い合わせフォームからお問い合わせくださいませ。よろしくお願い申し上げます。