カザフスタンとは
エネルギー資源が豊富なこともあり、中央アジアの中では最も裕福な国の一つであるカザフスタン。カザフスタンが一体どんな国なのかについてはこちらに記載させて頂いております。さて、カザフスタンという国は面積も大きくて中央アジアにおいては存在感を発揮していますが、こと日本においては全くと言って良いほど馴染みがありません。有名な観光地がどこなのかという事もほとんどの日本人が知らないことでしょう。ここではカザフスタンビジネスの魅力について話したいと思います。
カザフスタン基本データ
面積:272万4,900㎢(日本の7倍。世界第9位)
人口:1,960万人(2023年:国連人口基金)
首都:アスタナ
民族:カザフ系(66%)、ロシア系(21%)、ウズベク系(3%)等
言語:カザフ語が国語(ロシア語は公用語)
宗教:イスラム教(70%)、ロシア正教(26%)等
政体:共和制
議会:二院制(上院:定数47 任期6年、下院:定数107 任期5年)
GDP:2,593億ドル(2023年:IMF推計値)
一人当たりGDP:12,968ドル(2023年:IMF推計値)
在留邦人数:132人(2023年10月現在:外務省)
(参議院政府開発援助調査派遣報告書より)
内政
1991 年にソ連邦解体とともに独立して以来、旧ソ連邦カザフスタン共和国大統領から独立後の初代カザフスタン共和国大統領に就任したナザルバエフ大統領が一貫して強力なリーダーシップを発揮して政治・経済改革を進め政権を運営しており、エネルギー資源の輸出による収益などを背景に内政は基本的に安定している。
2007年の憲法改正により、初代大統領に限り連続3選禁止規定の適用が除外されており、同大統領は2015年の大統領選挙でも得票率 97.7%(カザフスタン中央選管発表)と圧倒的支持率で再選された(任期5年)。大統領による下院解散を受けた2016年の総選挙では、前回の選挙に引き続き与党が圧勝(与党 93 議席、野党 14 議席)した。
中長期的な政治改革を推進中であり、2015年、大統領は、近代化のための5つの制度改革(①専門性を有する国家機構の形成、②法の支配の徹底、③産業化と経済成長、④国民団結のための普遍的価値の創出、⑤透明で説明責任のある国家造り)を指示、2017 年の年次教書演説では2012年に発表した「戦略2050」(2050年までに先進30か国入り)実現に必要な政策方針を発表、2017年には大統領の権限を議会・政府に移譲する権限再分配のための憲法改正が行われている。
2022年に燃料の値上がりに抗議する住民らの反政府デモが国内各地の都市で発生して多くの死傷者を出し、デモの沈静化策として国家安全保障会議議長として権力を握っていたナザルバエフが解任され、30年あまりにわたって続いたナザルバエフ体制が終焉を迎えた。このことについてはこちらの記事に記載しているのでご覧ください。
中央アジアの国の中では裕福
文化や言語的な共通点が中央アジアの国々では似ているところが多く、スーパーに売っている飲料や食べ物なども同じ商品がきわめて多いです。その為、マーケットとして見る場合は、どこか一つの国で成功したら同じビジネスモデルを横展開しやすいというメリットがあります。例えば、中央アジアの国々をビジネス戦略的に見てみると、キルギスは安価でビジネスを開始することが出来て最初のマーケットとしてチャレンジするには優れており、そこから展開する足掛かりにはオススメです。ウズベキスタンに関しては人口が多く、人口増加率も多い。経済発展も今後大きく見込めるということから、最初から人数の多いマーケットでチャレンジしたい企業様からはオススメです。カザフスタンの何が良いかと言うと、お金を持っている富裕層をターゲットとしたビジネスが他の中央アジアの国々と比べると可能性があるということが言えます。進出を考えている企業様のビジョンと最もマッチしている国を選択する際にカザフスタンが最も良いと言う企業様もいるのでは無いでしょうか。
カザフスタン進出はビッグビジネス
大きな予算で大きなビジネスを考える場合にはカザフスタンはうってつけです。日本企業の進出であれば、例えば石油採掘所近くの労働者のためのキャンプ建設を日本企業にして欲しいという要望などがあります。農業関連事業なども広い土地を利用した農業で規模が大きく、穀物など食品輸入を考えている企業様にもオススメ出来ます。中には実験ファームを所有している会社にお願いして、例えば青汁の材料をテスト栽培してもらうなんてことも可能です。大きな予算や大きなプロジェクトを考えている企業様にオススメなのがカザフスタンです。
カザフスタンサイドから弊社へのビジネス相談
最近カザフスタンの石油関連機構のトップから、弊社のカザフスタン営業所長に、日本企業に関する相談が出来ています。発電所建設の話や、石油プラントの建設など、大規模な相談が寄せられており、そういった大規模なプラント開発や発電所などの建設、保守、メンテナンス出来る日本企業の紹介依頼が届いており、可能な範囲で声掛けをし、話を進めて行っている状況です。他にも日本企業にとってはビッグチャンスになるような話もどんどん受けて行きたいと考えております。
御社に合った国から海外進出チャレンジ
弊社で事業進出が支援出来る国は、キルギス、ウズベキスタン、そしてカザフスタンです。まずはどこか一か国から開始して、軌道に乗ったら次の国。という形で、一か国だけではなく、弊社で御社を複数の国でサポートすることが可能です。御社の事業は一体どこの国から始めたら良いのかなど、気になった方はお問い合わせフォームからお気軽にご連絡下さいませ。