キルギスと日本との関係
この記事では、キルギスと日本との関係をテーマにお届けします。両国の外交関係や、両国の関わりの歴史、そして現在の関係性について書いていきます。キルギスは、とても親日の国であり、関係性も良好です。これから両国の関係性はますます発展するでしょう。興味がある方はぜひご覧くださいませ。
キルギスと日本の外交関係
キルギスと日本は1992年に外交関係を樹立しました。以来、両国は友好的な関係を維持しています。キルギスの建国が1991年8月31日なので、その翌年となります。
日本との経済的な関係
(1)有償資金協力375.80億円(2020年度までの累計)
(2)無償資金協力333.06億円(2020年度までの累計)
(3)技術協力207.75億円(2020年度までの累計)
日本はキルギスに対して公式開発援助(ODA)などの形で支援を行っており、インフラ整備や農業、医療などの分野での協力が行われています。一方、貿易量は比較的限られていますが、キルギスの鉱産資源や繊維製品への関心があることから、将来的な商業関係の拡大が期待されています。日本からの支援に関しては私の妻がキルギス人であることもあり、親戚の方から感謝の気持ちを述べられることも少なくありません。
日本との技術協力関係
日本との関係について、技術協力はJICA(日本国際協力機構)を通じて、キルギスに様々な分野での技術協力や人材育成を行っています。JICAの行うプロジェクトである一村一品運動で、日本であれば無印良品などでキルギスのフェルト製品が販売されています。
キルギスと日本との関係は、経済や開発援助を中心として進展してきましたが、文化や教育、技術協力などの分野での交流も増加しており、双方の理解や友好関係の深化が進められています。
日本との文化的交流関係
日本との関係は、文化や教育の面での交流も行われています。日本語や日本文化の普及活動、また、キルギスの伝統文化や音楽の紹介など、双方向の文化交流が進められています。日本大使館が関わる祭りや、イベントなども定期的に開催されています。
日本との人的交流関係
日本との人的交流関係について、両国間の観光や留学、ビジネスのための人的交流は比較的限定的ですが、日本国内の大学や研究機関でキルギスを専攻する学者や研究者が存在し、また、キルギスの学生が日本で学ぶ機会も増えてきています。特に技能実習生として沖縄などに多くの人が仕事で渡航しています。日本からキルギスに来る人は珍しいです。また、日本政府はキルギス共和国との間で2023年7月6日に特定技能に係る協力覚書(二国間取決)を締結しました。これにより、今後ますます両国間の人的交流は加速すると思います。
キルギスと日本との関係を考える上での共通点
日本から遠く離れている国であるキルギスですが、顔つきなどが似ていることでも知られています。私はそのことを記事にしていますが、多くの人が日々アクセスしています。それ以外にも日本との関係を語る上でいくつかの共通点がありますので、いつくか紹介します。
遊牧文化と農耕文化の混在
キルギスは伝統的に遊牧文化が根付いていますが、日本も古代には狩猟や採集の要素がありました。これらの伝統や生活慣習が、一部の文化的な類似性や価値観を生んだ可能性があります。
尊敬の文化
両国ともに、高齢者や先輩に対する尊敬の文化や家族を大切にする価値観があります。これには、社会構造や家族の役割、そして歴史的背景が影響していると思われます。
歴史的背景
一部の学者や研究者は、古代の移動や交流によって、中央アジアや東アジアの間にある程度の文化的や遺伝的な交流があったと考えています。これが現代のキルギス人と日本人の間にある類似性の一因となっている可能性も考えられます。
とにかく親日、日本車も大好き
キルギス人が大の親日だと言う記事、そして日本車が大好きであるということも記事にしておりますが、実は生活の中にも車を中心にキルギス人の生活の中に日本が溶け込んでいます。
キルギスと日本の比較
日本 | キルギス | |
面積 | 377973 km² | 198500km²(日本の約半分) |
人口 | 1億2163万人 | 670万人(日本の約5.5%) |
GDP | 4.941兆ドル | 110.5億ドル(日本の約0.224%) |
一人当たりGDP | 39313ドル | 1626ドル(日本の約4%) |
キルギスは発展途上国なので、比較するとGDPなどの差が大きいことが分かります。
双方の国民が滞在している人数
日本の法務省の在留外国人統計によると、2022年12月末時点で在日キルギス人は736人です。
同様に、法務省の2022年6月での在キルギス日本人は633人となっています。
このデータ。。。本当なのか?私はキルギスに滞在していますが、100人もいるかどうか怪しいと感じるほど日本人は少ないですね。
今後のキルギスの日本との関係は?
キルギスと日本の将来的な関係は、過去の関係や現在の状況を基に、以下の通りいくつかの考察を記載します。
引き続きの経済協力、開発援助
日本はキルギスに対して、これまで様々な形での開発援助を行ってきました。特に持続可能な開発や環境保護に関する分野での協力が続くことが考えられます。日本は中央アジア諸国との経済関係を強化する意向を持っており、キルギスもその中の一国として重要視されています。特にインフラ整備や産業の発展において、日本の技術や投資が求められる可能性があります。
更に進む文化交流
キルギスには日本文化やアニメ、映画に興味を持つ若者が増えてきています。逆に、日本でもキルギスの伝統文化や自然に興味を持つ人々が増えています。このような文化的な交流は、両国間の友好関係を深める要因となるでしょう。
増える教育交流
キルギスの学生や研究者が日本の大学や研究機関で学ぶ機会が増えてくることが予想されます。また、日本語教育や英語教育の強化を通じて、両国間のコミュニケーションの橋渡しをする人材が増えることが期待されます。
重要度の増す安全保障や地域的な協力
キルギスは地政学的に重要な位置にあり、中国やロシアなどの近隣国との関係や安定が日本にとっても重要な課題となります。両国は多国間の枠組みを通じて、地域の安定や発展に貢献する方針を取ることが予想されます。
総じて、キルギスと日本の関係は今後も友好的かつ協力的に進展すると予想されます。
キルギスの日本との関係についてでした
以上、キルギスと日本との関係について書かせて頂きました。私の妻はキルギス人ですし、さらに私は今キルギスに滞在しています。日本との関係が良くなることは私のビジネスにとっても家族にとっても良いことしかありません。そして、大の親日国ということで、キルギスには日本との関係、そして双方でのビジネス交流が活発になる可能性を秘めています。まだまだ全くと言って良いほど小さいですが、もっともっと日本企業にはキルギスで活躍して欲しいと思っています。現地のことは弊社にお任せください。基本的にどんなことでもお手伝い出来ます。興味がある方はぜひお問合せくださいませ。