ウズベキスタン料理とは?
ウズベキスタン料理は、パン類、ご飯類、麺類など、一通り日本人に馴染みのある炭水化物を基本的に食します。ロシア料理やトルコ料理の影響を強く受けており、日本でもなじみの料理としてはボルシチや、トルコ料理で言うところのケバブに近い中央アジア料理であるシャシリクなども一般的に食されています。ボルシチはビーツの入った赤いスープが特徴で、シャシリクは肉を串に刺してタレに漬けこんだりスパイスをかけて焼く串焼きの様なものです。こういったものは中でも日本人の口に合いやすいものですが、あまり魚料理を食べる習慣はありません。冷凍の刺身などを使った寿司屋なども多く存在しますが、わざわざこの国で食べるものではありません。私個人の感想としては、現地の料理でも日本人の口に合うものはいくつか存在します。しかし、羊の匂いが嫌いな人は注意しましょう。牛肉の食べ物であったとしても羊の油を使っていたりと、多くの料理で羊が使われています。逆に羊が好きな人であれば食に困ることは無いでしょう。
ウズベキスタンを代表するプロフ
ウズベキスタンを語る上で避けては通れない料理がプロフです。画像はウズベキスタンで最も多くの人が訪れるプロフレストラン、プロフセンターのものです。ウズベキスタン人は週に数度食べるほど圧倒的国民食と言えます。日本では、ピラフの原点とも言われているのがこのプロフです。作り方は豪快で、アブラドバー。羊ドバー。人参とか野菜ドバー。米ドバー。水ドバー。調味料ドバー。混ぜながら炊き込みつつ蒸す。そして完成したプロフを皿に盛ると完成です。ここでは1度にトンレベルで大量に作っています。その様な感じでどこでも豪快な料理ですね。油がすごく沢山使われているので、油っぽいものが嫌いな人にはお勧めしません。これも羊が使われていることが多いので、羊の匂いが苦手な人も注意しましょう。しかしながら、プロフが好きな人はこの国で暮らすのは容易です。どこにでもプロフがあります。
中央アジア料理
中央アジアの国々では、あまりその国独自の料理というものが存在しません。歴史上その都度支配国も変わったりして文化が流入したり、もともとソ連という一つの国であったこともあり、料理も中央アジア内で多くの人が行き来し、その国の味とも言えるぐらい生活に根付いていたりします。その為、中央アジアのことを我々の料理という様な感覚の人も多いです。明確にプロフがウズベキスタンの料理だという認識は皆さんお持ちですが、あまり私の認識では有名なウズベキスタン独自の料理というものは存在しません。画像にあるラグマン(上)やシャシリク(下)などは中央アジアの中でも最も有名な料理であり、どこにでもあり沢山のレストランで食べることが出来ます。
ウズベキスタンの日本食レストラン
ウズベキスタンの日本食も数多く食べました。結論から言うと、食べに行くレストランは2件のみ。1件はキルギス時代からオーナーと仲が良いFURUSATO。キルギスでは最も有名なレストランの1つであり、ウズベキスタン店を出店されてからまだ日が浅いです。それともう1件は日本人シェフがいる店です。FURUSATOさんなんかは生でサーモンを買い付けていたりするので下手な日本の店より美味しかったりします。ただ、どちらもお安くは無いので、日本にある店と比べると難しいですが、中央アジアにあってこの味は納得と言えます。他の日本食と言うと。まあ想像していた方もいるかもしれませんが、なんちゃって日本食です。現地で最も有名な日本食レストランである『ヤポーナママ』という日本のお母さん的な名前の店なんかは日本食と言ってはいけませんレベルのクオリティ。ひどいものです。日本を知らない人が多いからといってこれはひどい。これなら他のアジアの国々のなんちゃって日本食の方がまだましでは無いかというレベルです。
他国の料理
私は滞在後しばらくは中央アジア料理だけでも問題無いのですが、数日後にはどうしても他国の料理が食べたくなります。その為、前述の日本食をはじめ、イタリアン、トルコ、中華、韓国料理などいろんなレストランを試したのですが、基本的にどれも不味いです。味覚の感覚が日本と離れているからでしょうか。最も違いを感じたのが中華料理でした。これは日本中華に慣れてしまっているからなのか。どうかは分かりませんが、焼きそばなどの麺も乾麺のところが多かったり、全く美味しいと感じませんでした。まだそれなら韓国料理の方が良いです。それでもレベルは低いと感じます。まだましという感じです。イタリアンは、以前長期滞在中に食べたらすごく美味しく感じたオペラという店がありましたが、先日短期出張で言ったらそれほど美味しく感じませんでした。そこで私は思いました。『長く日本から離れていたら美味しく感じるものがあるんだ』と。そして画像に適当に行った店のピザを添付しています。これを見て感じることは無いでしょうか?基本的にハムはチキンやビーフのハムで美味しくありません。そして肉も謎肉に謎のスパイス味付けが施されていたり、チーズが絶妙に美味しくなかったり、現地アレンジが施されている店がほとんどです。基本的にどの様な国の料理でも謎アレンジにより美味しくありません。あくまで私個人の感想ですが、中央アジア料理を食べましょう。それが無難です。苦手な人はいろんな国の料理を食べるのも良いかもしれませんが、基本的にあまり美味しくありません。
ウズベキスタンに美味しい料理はあるの?
私がウズベキスタンの料理についてあまりにもマイナスなことばかり書くので、不安になった人もいるかもしませんが、ご安心下さい。ウズベキスタンの野菜はすごく美味しいです。特にトマトは私の人生で一番美味しいと言えるものでした。サラダだけ2皿注文したりもします。それほど美味しいです。ウズベキスタンは農耕民族の国で、他国にもたくさん農作物を輸出しているだけあり、新鮮な野菜が安価で手に入ります。料理というより素材の話をしてしまいましたが、料理となるとサラダが美味しいということになります。
まとめ
私の素直な感想を書いてしまったので、ウズベキスタンの人が見たら怒ってしまいそうな内容ですが、私は現地でもそのまま隠さず同じ話をしています。しかしあくまで私個人のイチ意見に過ぎませんので、参考にする程度にしてください。しかしながら私が美味しいと感じるステーキレストランなどもあったりしますので、それはお勧めのレストランという形で機会があれば別の記事にしたいと考えています。また、ウズベキスタンの首都であるタシュケントに興味があるかたはこちらをご覧ください。今後ともよろしくお願い申し上げます。
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