最近、外食業分野の特定技能1号試験を合格したスリランカ人の方から問い合わせを受けました。他にもいくつかの問い合わせを受けたこともあり、外食業分野の特定技能1号試験を合格した方で日本での仕事探し、転職先探しをしている人は多いと思い記事を書いています。弊社は各国送り出し機関や複数の登録支援機関と付き合いがあります。もし日本で仕事、転職先を探している外国人の方でこの記事を見ている方はお気軽に問い合わせフォームからご連絡下さいませ。
外食業分野の特定技能1号試験に合格している外国人の仕事探し
まず、外食業分野の特定技能1号試験に既に合格している人が、日本で仕事を探すと言うことは難しいことではありません。それには以下の様な理由があるからです。
すぐに採用が出来て働いてもらえる
受け入れ機関の雇用者側からしたら既に外食業分野の特定技能1号の資格を持つ外国人は、もし国外にいた場合でも、すぐにビザを申請することが出来ますし、既にある一定の日本語能力を有していると考えられます。その為、WEB面接などを終えたらすぐに採用、日本へ招致することが可能です。日本語の勉強が必要だったり、外食業分野の特定技能1号にまだ合格していない場合は合格するまで待つという必要もありません。人手不足に苦しむ外食業者はすぐに人が欲しいと思っているところが多いので重宝されます。
業界の人手不足
外食業界は慢性的な人手不足の状況にあり、特にホールスタッフや調理補助などの職種では労働力の確保が難しいとされています。そのため、外食業分野の特定技能1号に合格した外国人労働者は即戦力として高く評価され、採用ニーズが非常に高いです。
雇用者側の負担が少ない
外食業分野の特定技能1号の資格を持つ外国人は、技能実習生とは異なり、雇用主側に対する制度的な制約や負担が少ないことが特徴です。たとえば、技能実習生に対して必要とされるような監理団体のサポートや監査義務が不要なため、企業側にとっても採用のハードルが低いです。
登録支援機関の存在
特定技能の外国人材を支援するための登録支援機関があり、外国人求職者と企業をマッチングするサポートを行っています。これにより、求職者が日本の企業との接点を持ちやすくなり、仕事探しがスムーズになります。
外食業分野の特定技能で日本滞在中の外国人の転職先探し
もし、あなたが外食業分野の特定技能ビザで既に日本にいる場合で転職先を探したいと思っている場合は、国外に滞在中の人よりも仕事先を探すのが容易になります。
受け入れ機関である雇用主の負担が軽減される
もし、海外に滞在している外食業分野の特定技能1号の資格を持つ外国人を日本に新規で招致するためには、受け入れ機関は航空券代だったり、初期費用として安くない経費を負担する必要がありますが、転職となればそれらの経費が大幅に軽減されるので転職での受け入れは好まれます。
経験者は新規の従業員よりも即戦力であると判断出来る
外食業分野の特定技能ビザを新たに申請して、国外にいる外国人を採用するよりも、日本で少なくとも他の会社で経験のある方の方が日本の仕事のスタイルなどを理解していると考えられるので、より即戦力に近い労働力と判断されることが多いです。
特定技能ビザの転職手続きが比較的簡単
特定技能ビザは転職が可能な在留資格であり、転職に伴う手続きも比較的簡便です。特定技能ビザを持つ外国人が転職する際は、現在の在留資格を維持したまま「就労先の変更届け」を提出する形で手続きできるため、新しい在留資格の取得手続きが不要です。この柔軟性により、転職時の手間やリスクが軽減され、求職活動が容易になります。
ビザ新規取得よりも転職が有利
外国人労働者が新たにビザを取得して就労する場合、在留資格の申請手続きに多くの時間や労力がかかることがあります。しかし、既に特定技能ビザを保持している外国人は、在留資格を保持したまま就労先を変更することができるため、企業としても採用までの時間や手続きの負担が軽減されることから、転職活動が容易となります。
転職のデメリット
外食業分野の特定技能ビザで日本に滞在中の外国人の方で、転職先を探している場合のデメリットとしては、雇用主が、転職を考える人は、自分のところで仕事をしてもまた転職したいと考えるのでは無いかと言うことです。ただ、これに関しては転職を考えられないほど職場環境が良ければ良いだけとも言えますね。
弊社は、日本での外食業の仕事探し、転職先探しをご案内可能です
弊社は、外国人の方で外食業分野の特定技能1号の資格を持つ方のためにお仕事探しも、送り出し機関のご紹介などもトータルでサポート可能です。弊社は日本国内にある複数の登録支援機関と繋がりがありますし、各国の送り出し機関とも交流があります。その為、日本で仕事探しをしている外食業分野の特定技能1号の資格を持つ外国人の方に適した送り出し機関、登録支援機関をご紹介可能です。少しでも気になった方は問い合わせフォームからご連絡下さいませ。
外国人の方が外食業分野の特定技能ビザで日本の仕事、転職先を探す時の注意点
外国人の方が外食業分野の特定技能ビザで日本の仕事、転職先を探す際には、いくつかの重要な注意点があります。以下の点に留意することで、トラブルを避け、より良い就労環境を見つけやすくなります。
労働条件と仕事内容を確認すること
ここは最も重要な点です。トラブルの原因の多くは、労働条件についての認識の違いなどが原因となります。
雇用契約の内容確認
給与、労働時間、休日、福利厚生、残業手当の有無などの労働条件が契約書に明記されているか確認することが重要です。不明確な点があれば、面接時や契約書のサイン前に質問し、理解してから契約するようにしましょう。
具体的な仕事内容の確認
外食業分野の特定技能ビザでは、「飲食物調理」「接客」「店舗管理」に該当する業務が認められていますが、これら以外の業務を求められることがないか確認することも大切です。たとえば、調理業務を希望しているのに、ほとんどが清掃や雑務といった場合は注意が必要です。
特定技能ビザの許可範囲を超えないこと
特定技能ビザは、外食業分野で認められた範囲の仕事に従事することが条件です。これを超える業務(例えば、別の業界でのアルバイトや副業)を行うことはビザの規定に違反する可能性があり、場合によっては在留資格の取消や強制退去などのリスクがあります。
転職の際の手続きと条件に注意すること
特定技能ビザを保持している外国人は、同じ外食業分野であれば転職が可能ですが、転職時には雇用先の変更手続き(雇用先変更届)を入国管理局に提出する必要があります。また、転職先も特定技能ビザで認められている条件(飲食業としての適格性)を満たしていることが必要です。そのため、転職先が適切な企業かどうか、また手続きが正しく行われるかをしっかり確認する必要があります。
不当な労働環境に注意すること
劣悪な労働環境(過度な残業、賃金未払、ハラスメントなど)は、日本国内でも問題になることがあります。そういった環境に遭遇した場合は、躊躇せずに労働基準監督署や外国人支援団体、または入管局に相談しましょう。外国人労働者をサポートする相談窓口や多言語対応のホットラインもあるので活用できます。
信頼できる求人情報を探すこと
求人情報を得る際は、公式の求人サイトや信頼できる紹介機関を利用することが重要です。求人サイトや企業によっては、記載内容が実際の労働条件と異なることもあるため、なるべく「登録支援機関」や、特定技能に対応している人材紹介会社を利用し、条件の信頼性を確認することが大切です。
これらの点を意識しながら就職活動を行うことで、トラブルを未然に防ぎ、安心して日本での就労生活を送ることができます。
弊社にお任せください
外国人の方が外食業分野の特定技能ビザで日本の仕事、転職先を探す場合には、先述の通り様々な注意点があります。しかし、外国人の方が、どんな登録支援機関が良いのかなど、分かりようがないのが事実だと思います。弊社では、知識や経験からも、複数の登録支援機関様から日々問い合わせも受けてお付き合いがあります。その為、もしあなたが日本で仕事、転職先を探している場合にはお手伝いすることが可能です。ぜひ一度こちらの問い合わせフォームからご連絡下さいませ。