キルギスへ観光旅行するならベストシーズンはいつでしょうか?ここではおすすめの季節について記事にします。キルギスはまだまだ日本ではあまり知られていない穴場の観光地です。この記事では、キルギス観光旅行を計画する際に気になる「ベストシーズン」について、気候やアクティビティの観点から詳しくご紹介します。
キルギス観光旅行のベストシーズン。おすすめの季節は?

キルギスを訪れるのにベストシーズンは夏から初秋にかけての6月〜9月です。この時期は、天候が安定しており、キルギスの大自然を最大限に楽しめるシーズンとなっています。
理由1:気候の観点から
夏から初秋にかけての6月〜9月をベストシーズンとしておすすめした理由について、気候の観点から以下の通りおすすめの季節だと言えます。
6月〜7月の前半(初夏)
・日中の気温:20〜30℃前後(地域により差あり)
・乾燥していてカラッとした気候。日本のような湿気はほとんどなし。
・山岳地帯では朝晩涼しくなるため、防寒対策も必要。
・天気が安定しており、晴天の日が多く、観光やトレッキングに最適。
7月の後半から8月の終わりまで
・日中の気温は最高で35度を超える日も出てきます。正直首都ビシュケクをメインとした観光などは暑いのが嫌いな人にはおすすめ出来ませんが、乾燥していてカラッとした気候なので割と過ごしやすい。
・首都から多くの人が避暑地へと出向いて少し混雑が緩和される。
・イシククル湖畔など避暑地での観光をメインに考えられている人には最もおすすめの時期です。
・先述と同様に天気が安定しており、晴天の日が多く、観光やトレッキングに最適。
9月(初秋)
・気温は少しずつ下がるが、日中はまだ快適(15〜25℃)
・高山地帯では紅葉が始まり、色づいた山々が美しい。
・観光客が少し減り、静かに自然を楽しめる穴場の時期。
理由2:アクティビティの観点から
人気のアクテビティについても夏から初秋にかけての6月〜9月がベストシーズンなので紹介します。
トレッキング&ハイキング

キルギスは天山山脈やアライ山脈など、ダイナミックな山岳地帯が広がっており、6〜9月は雪も溶けて多くのルートが開放されます。初心者向けから上級者向けまで幅広く、特に「アラ・アルチャ国立公園」は人気です。
湖の観光(イシク・クル湖など)

世界第2位の透明度を誇るイシク・クル湖は、夏には泳ぐこともできる避暑地として現地でも人気。リゾート気分も味わえます。
遊牧民文化の体験
夏になると、多くの遊牧民が高地の草原(ジャイロー)に移動し、伝統的なユルト(移動式住居)に滞在しています。ゲストとして泊まる体験も可能で、馬に乗ったり伝統料理を味わったりする貴重な体験ができます。
フェスティバルや伝統イベント
夏には民族衣装をまとった人々のパレードや、伝統競技(馬上競技「クク・ブル」など)を見ることができるイベントも開催されます。
私個人のベストシーズン
個人的には一番好きなのは7月の後半から8月の終わりまでの真夏の猛暑の時期ですね。その時期にイシククルで過ごすのが最も気持ち良いです。気温も25度ぐらいの日が多く、ちょうど良い気温で、熱くなりすぎない中でイシククル湖畔でのんびり過ごすことが出来ます。また、リゾートなどは結構高いイメージがあり、実際に安くなはいところも多いです。しかし、かなりリーズナブルに滞在出来るリゾートホテルなどもあります。しかし、この時期の首都はただ暑いだけです。個人的には避暑地で過ごすこと前提でのベストシーズンです。以上、私個人の意見でしたが、キルギスに観光旅行に行きたいなと考えている人がおられましたら、弊社でオリジナルツアーの予定を立てるためのお手伝いも可能です。ツアーよりも自由度の高い旅行に興味がある方は、弊社問い合わせフォームからご連絡下さいませ。
キルギスの旅は、雄大な自然と遊牧民文化が融合した体験型の旅行。どちらを楽しむにしても、夏〜初秋が最適です。空気が澄んでいて、写真映えする景色ばかり。日本では味わえない非日常の大自然を満喫できます。
その他の季節
目的によっては逆にベストシーズンを避けた方が良い場合もありますが、10月〜5月はオフシーズン気味で、多くの山道が雪に閉ざされます。都市観光やスキーリゾートを目的とする以外は、アクセスや宿泊が制限されることもあります。ただし、冬のスキーリゾート(例:カラコル)は穴場のウィンタースポーツ地として人気が出てきています。
冬の注意点
キルギスの冬(おおよそ11月〜3月)に観光する場合には、いくつかの重要な注意点があります。厳しい自然環境が魅力でもありますが、準備不足だと危険もあるので、しっかりと理解しておくことが大切です。
汚い空気
何よりも私が最もキルギスの冬が嫌いな理由は空気です。キルギスでは多くの家庭は石炭で暖を取ります。セントラルヒーティングのためにも多くの石炭を使用し、視界が悪く、20メートル先も見えない様なことも首都中心部では発生したりします。呼吸疾患などある方は特に注意した方が良いでしょう。大都市ほど空気が悪い傾向にあります。田舎はそうでもないのですが、注意しましょう。
厳しい寒さと積雪
気温は氷点下が当たり前です。特に高地や地方都市では、−20℃〜−30℃に達することも珍しくありません。都市部(ビシュケクなど)でも−10℃前後になる日が多いです。また、防寒対策は万全にする必要があります。ダウンジャケット、厚手の手袋、ニット帽、ブーツなど、日本の冬よりもさらに強力な防寒具が必須です。
交通事情の悪化
道路の凍結や積雪に注意しましょう。山間部や地方への移動は、雪による通行止めやスリップ事故のリスクがあります。4WD車やチェーン装備の車を利用する必要があります。他にも公共交通の運行減少があります。一部の地域ではバスやタクシーの運行が減る、あるいは止まる場合もあります。計画には余裕を持たせるのが安全です。
一部の観光施設が閉鎖
山岳地帯のトレッキングコースやゲストハウスの多くは冬季閉鎖されます。事前に宿泊や開館情報を確認しておくことが重要です。その他にも遊牧民文化体験もオフシーズンとなり、夏に高地で活動する遊牧民は、冬は低地や村に移動しているため、ユルト宿泊体験などは難しくなります。
冬の楽しみ方
実は冬のキルギスではスキーやウィンタースポーツを楽しむことが出来ます。
カラコル・スキーリゾート(Karakol Ski Base)
ソ連時代から続く老舗スキーリゾート。リフト設備も整っており、欧米人スキーヤーにも人気。雪質は軽くてふわふわ。
氷結した湖や雪景色の絶景
イシク・クル湖の周辺は完全には凍らず、白銀の山とのコントラストが美しい風景を見せてくれます。
安い宿泊費
ベストシーズンとは違って、特にイシククル周辺のリゾートなどは人が一気にいなくなります。その為、宿泊費なども安くなると言うメリットもあります。
温泉での癒し体験
寒い中での温泉(特にアルスタン・バブなど)は格別の癒しです。
キルギスの冬は旅慣れた人向けともいえますが、静けさに包まれた白銀の大地と、素朴で温かい人々との触れ合いは格別です。防寒・安全対策さえしっかりすれば、穴場的な魅力を体験できますよ!
まとめ
キルギスへ観光旅行する場合のベストシーズンについて書かせて頂きました。何を目的にするかで多少変化はありますが、ざっくりとキルギスに観光旅行したいけど、ベストシーズンはいつかな?と考えている人であれば素直にベストシーズンに来たら良いと思います。冬場の都市の空気の悪さは尋常ではないので、十分注意して行く時期を考えたら良いと思います。また、もしキルギスへ観光旅行をしたい。自分だけのオリジナルツアーをしたいと考えている方は、弊社問い合わせフォームからご連絡下さいませ。