ウズベキスタンで英語は通じるの?
結論から言うと、通じるとは言えません。全く通じないとは言いませんが、日本以下と考えて良いです。日本だと義務教育である程度全くネイティブには通じない変な発音のエセ英語を学んでいるので、汚い発音のエセ英語は話せると言えば話せます。それ以下と考えてもらえば大丈夫です。日本で英語は通じると言えますか?話せる人は話せますが、それはどんなところでも同じです。英語で何とかなると思わない様にしましょう。そもそも観光で相手の国に行くのであれば、出来ればウズベク語、ロシア語など現地の人が話す言葉を可能な限り学習する、もしくは翻訳ツールなどを使ってコミュニケーションを図る方が、英語を押し付けるよりよほど有効的でしょう。
サマルカンドなどの観光地で英語は?
サマルカンドやブハラといった観光地では、観光産業に関わる人と接する機会が多いので、圧倒的に英語が使える人の割合は増えます。下手したら日本語が話せる人もいます。各国から来た人に対応できると利益に直結しますので、当たり前ですね。しかし、観光産業に携わっている人はともかくとして、現地の人はほとんど英語は話せません。あなたがどの様にウズベキスタンで過ごすかによって、英語が通じるかどうかは大きく変わります。観光ツアーで行く様なありきたりで平凡な定番の場所ばかり行くのであれば何となく通じるのでもしかしたら何とかなるかもしれませんね。
ウズベキスタンで英語が話せる人の特徴
ウズベキスタンでは誰もが英語の教育を受けているわけではありません。話せる方にはどんな特徴があるかを見て行きましょう。
若い世代
ウズベキスタンの教育制度で近年、英語教育の重要性が高まってきており、特に都市部の若い世代は学校で基本的な英語を学ぶことが一般的です。
高等教育を受けた人々
大学や専門学校での教育を受けた人々、特に国際関係やビジネス、観光などの分野で学んだ人々は、英語のスキルを持つことが一般的です。
ビジネスマン
ウズベキスタンは経済的に成長しており、多くの国際的なビジネスの取引が行われています。そのため、国際的なビジネスを手掛ける人々の中には英語を話すことができる人々がいます。
観光業の従事者
ウズベキスタンは歴史的・文化的な観光地として人気があり、先述の通り観光関連の仕事に従事している人々の中には、英語を話すことができるガイドやホテルのスタッフなどがいます。
留学経験者
海外での学習やトレーニングの機会を追求した人々は、英語を流暢に話すことができることが多いです。
非政府組織(NGO)や国際機関のスタッフ
ウズベキスタンで活動する多くのNGOや国際機関があり、これらの機関で働く地元のスタッフは英語を話すことが一般的です。
これらの特徴を持つ人々が英語を話すことができる可能性が高いですが、ウズベキスタンの人々全体として考えると、英語を話す人々はまだ少数派であると言えるでしょう。しかし、国際化の進行と共に、英語を話すことができる人々の数は増加している傾向にあります。
英語の教育水準について
ウズベキスタンの英語教育水準について以下の通りお伝えします。
英語能力指数ランキング
EF Education Firstでの111カ国を対象に調査した2022年の英語能力指数ランキングにおいて、ウズベキスタンは89位(日本は80位)です。これを見ても日本より英語は通じないことが分かります。
基礎教育
近年、ウズベキスタンの学校教育において英語教育の重要性が高まってきています。多くの学校で初等教育の段階から英語の授業が取り入れられ、中等教育、高等教育においても英語のカリキュラムは強化されています。これからウズベキスタンの英語教育水準は向上していくことでしょう。
資格試験
英語の資格試験や国際的な試験(例:TOEFL、IELTS)の受験を奨励する動きも見られます。これにより、英語のスキル向上を目指す学生や職業人にとってのモチベーションが高まっています。
教材の近代化
近代的な教材やオンラインリソースの導入により、実践的な英語学習が増えてきています。特に、インターネットの普及によって、多くの学生や大人がオンラインでの英語学習を利用しています。
教員の質
教員の質向上のための研修や外国からの専門家の招聘など、教員育成のための取り組みも行われています。しかし、教員の質や教育内容は地域や学校によってまちまちであり、都市部の学校では比較的高い水準の英語教育が行われているのに対し、地方ではまだ課題が残る場所もあります。
総じて、ウズベキスタンの英語教育は向上してきていますが、全体としての水準や教育の均一性にはまだ課題があると言えるでしょう。特に地方と都市部の教育格差は解消されるべき課題として認識されています。
まとめ
ウズベキスタンで英語は通じるのか?ということをメインテーマに、観光地では英語が話せたら不自由しないのか?教育水準はどうなのか?ということについても書かせて頂きました。全体的に英語は日本よりも通じません。観光産業従事者は英語が話せる人が比較的多いですが、不自由さは感じるでしょう。まだ日本は街中や案内表示として英語が多く見受けられますが、そこまで英語の案内が多いわけでもありません。最近は英語教育にも力を入れてきており、教育水準も今はどんどん上がっていますが、英語が通じる人が増えてくるのはまだまだ先のことでしょう。以上、本記事のまとめでした。他にもウズベキスタンの観光に関する記事や、様々なことについてブログに書いていますので、ぜひそちらも合わせてご覧いただければ幸いです。