カザフスタンでの暮らし
カザフスタンにも何度も足を運んで中期滞在を重ねていた経験から、カザフスタンでの生活についてお話したいと思っています。私はほとんど滞在は旧首都であるアルマトイ(アルマティ)にいることがほとんどでした。中央アジア最高水準の世界都市であり、1997年まで同国の首都であったアルマトイ。あくまで私の個人的な経験からの感想が多いので、その点はご了承下さいませ。それでは見て行きましょう。
カザフスタンでの生活費
あくまで私の体験から一つの事例として書きます。以下は1ヵ月あたりの生活費の例です。家賃は、日本で言うと地方都市のマンションよりも安いぐらいのイメージ。食費は野菜などが非常に安く、肉も安いため、沢山買って食べていても安いです。また、外食についてもリーズナブルなレストランが多く、日本と比べたら生活費は安くつきます。賃貸など不動産検索方法の記事も書いていますので、ぜひそちらも参考にしてください。
項目 | 月間費用(円) |
家賃(1LDKの100㎡) | 100,000円 |
食費(自炊、週末外食) | 20,000円 |
光熱費(水道、ゴミ、電気) | 1,500円 |
その他(服や交通費など) | 20,000円 |
カザフスタンでの賃貸
賃貸は基本的に、家具などは揃っています。また、オーナーと直接交渉して価格を決定したり、条件面については数カ月分前払いをすることで安くしたりすることが可能です。日本の様な意味の分からない、敷金礼金などというものも特に存在しません。私は現地パートナーが勝手にやってくれますが、契約などオーナーと結ばないといけないので、分からない人はエージェントを探しましょう。当然弊社でもサポートは可能です。
現地での食事
食事は高級レストランに行ったりしない限り、1食1,000円程度で済みます。高いところでも5,000円~10,000円あれば大抵のところでは足りますので、驚くことはほとんどないと思います。リーズナブルなレストランを利用していたら毎日通ってもそれほど大きな金額にはなりません。
現地での移動手段
主要都市間の移動となると飛行機です。国土が非常に広いので、飛行機を利用することは多いですが、都市間移動以外では基本的に車です。タクシーを多用しますが、価格は非常に安いです。日本の半分以下です。不要なトラブルを避けるためにも必ずタクシーアプリをダウンロードして利用しましょう。Yandexのアプリが一般的で使い勝手が良いと思います。車と運転手を雇うのも選択肢としてありです。そこまで人件費が高いというわけではありませんので、仕事などでカザフスタンに行くときには、滞在期間中いつでも自由に移動できるようにすることは良い選択しだと思います。
気候は?
気候は、場所によっては+50度から-50度まで、その差100度にまでなるところもあります。夏は暑くて冬は寒いです。沖縄よりも熱くなり北海道より寒くなるという事です。はっきり言って住むのに適した気候とは言えません。夏場と冬場には国外脱出した方が良いと思っています。ただし、セントラルヒーティングもありますので、冬場屋内では基本暖かいので、それほど恐れることは無いでしょう。
日本食は?
首都圏であれば日本食があります、しかし、日本人が経営している日本食レストランはほとんどありません。その為、なんちゃって日本食が多いことも事実です。本格的な日本食には出会ったことがありませんので、あまり期待しない方が良いでしょう。日本食が恋しくなりそうな人は日本から大量に食べ物を持って行った方が良いです。現地で売られている日本食の素材も多くはありません。
街の雰囲気は?
大都市に行くと綺麗なビルが立ち並んでいます。いくつかは、成金を思わせるような、日本で言うならば品の無いデザインのビルなんかが立っており、オイルマネーで立ったのかなと納得出来る景色が広がっていたりします。そんなことはあまりどうでも良いのですが、基本的に綺麗です。ゴミなどはあまり落ちていません。
人種は?
人口に占める民族の割合のデータもありますが、それよりは見た感じの感想として、ロシア系も多いですが、モンゴル系の顔をしている人も多いです。モンゴル系の顔はアジア系の顔立ちなので、日本人にも見える人も多くいます。私もよく現地人と間違われました。スリランカに行ったときにはカザフスタン人ですか?と聞かれたことがあるぐらいです。
移住する場合に難しい点は?
言語の壁
何よりも言語ですね。カザフ語、もしくはロシア語が生活する上で必須になります。英語の普及率は低く、当然日本語は壊滅的です。こんにちは。ありがとう。程度であれば少しは理解する人もいますが、生活するとなればこれらの言語は必須です。Google翻訳などで頑張って生活出来なくもないですが、ロシア語と日本語などの翻訳精度は良くないので、伝えたいことを書いているつもりでも全く違う言葉に変換されてしまうことが多いです。
飲酒の文化
昔は私もたくさん飲みましたが、中央アジアのおかげで酒が嫌いになり、今ではほとんど飲みません。きっかけはカザフスタンのパートナーでした。カザフスタン人はウォッカやコニャック等が好きで大量に飲みます。その酒に付き合うのは、仲良くなるための近道であり、私は大量に飲んできました。しかし、人によってはそれが尋常ではありません。一度私のビジネスパートナーとその部下が私の家に泊まったことがあったのですが(当時の家は200㎡の3LDK、2バスルーム)朝起きてから夜寝るまでの間にウォッカで5回乾杯しました。当然1杯で済むことはなく。。。大抵1度会って飲みと一人最低1ボトルという謎ルールが存在しました。今では僕が酒に付き合わないのでそんなことはありませんが、飲めないというと非常に悲しそうな顔をしてきたりしますが、そこは強い気持ちで、飲みたくない場合には断る様にしましょう。
マイペース
日本での時間に追われる生活が嫌な人にはちょうど良いかもしれません。日本でルーズな人でもこの国では時間を守る真面目な人に早変わりするかもしれません。家族を大切にしますし、仕事よりも家族のイベント重視です。仕事の時間よりも休暇が優先されます。ビジネスをしていたらスピード感の遅さにイライラすることが無限にありますが、ゆったり生活したい人には良いでしょう。
まとめ
いかがでしたか?以上がカザフスタンでの暮らしや生活費などの情報でした。今から仕事で現地駐在員の派遣をお考えの企業様。個人で生活をお考えの方も、弊社でサポート可能です。また、現地に行かれてからのトラブル解消など、何かお役に立てることがあるかもしれませんので、気になった方は是非お問い合わせフォームからお問合せ下さいませ。