複数の本当のオーナー達から話を聞いています
まずここでお話することは、私のパートナーを含む、現地で実際にマイニングファームの地権者(オーナー)達と話をしている内容を元に記事を書いています。世界中に溢れている自称オーナー(実際はオーナーではなく、借主であったり、代理店)の話ではありません。実際に私が日本国内で耳にするカザフスタンの話というのはリアルにほど遠い話が多く、自称が多いんだなとしみじみ感じます。ここでは話せる内容、話せない内容もありますが、軽くお話させて頂きます。
カザフスタンのビットコインマイニングの現状
現在カザフスタンにおけるビットコインマイニングは安定しています。世間的には以前にあったマイニングの規制などの印象が先走ってしまって、リスクがあるのではないかと考える人が多いです。しかし、私からしたら違います。今は政府で電力を管理しており、ホワイトマイニングファームに許可を出して運営をさせる形で法律の無い無法地帯であった状態から改善されたのが今の状態です。以前にもこの件については書いておりますので、もし興味がある方はカザフスタンのマイニングの現状についてはこちら書いておりますのでご覧下さいませ。
カザフスタンはブロックチェーンを推進
私のビジネスパートナーから聞いていますが、政府はマイニングやビットコインなどの仮想通貨に対して新しい法案を出そうとしています。それはそれらにとってマイナスになる法律ではなくどちらかと言うとプラスになる法案です。確定しているわけではありませんが、マイニングについては、認可が必要となる範囲について、より明確な決まりにする方針です。また、ビットコインに関しては、現在法的に仮想通貨をどのように売り上げとして計上するのかなど、ビジネスに取り込む方向性の法案について話し合われているそうです。
バイナンス(Binance)とカザフスタン政府の動き
カザフスタン国立銀行(NBK)は、バイナンスのブロックチェーン「BNB Chain」で中央銀行デジタル通貨(CBDC)「デジタルテンゲ」のテストを行う。チャンポン・ジャオ(Changpeng Zhao)CEOが10月27日に明らかにした。同行は昨年、CBDC「デジタルテンゲ」のテストを開始し、2022年末までにCBDC発行を決定すると発表。ジャオ氏は、Binanceは同行をBNB Chainコミュニティに紹介したと26日にツイートしていた。
このことからも分かる遠り、カザフスタン政府は積極的にブロックチェーンの導入と利用を考えており、今後ブロックチェーンの未来を左右する存在になるかもしれません。弊社としてもこの動きは常にチェックしており、カザフスタンで面白いことが出来るのではないかと期待しております。
まとめ
カザフスタンのビットコインやマイニングに対する姿勢について、リスクを感じている方に言いたいこととしては、以前はマイニングについては法律がなく無法地帯で、基本的な決まりを守らないファーム(嘘の申告をして電気を入手する。関税を払わない。売上を計上せずに税金を払わない。)が非常に多く存在しました。そこに、拡大し続けるファームが電気不足をきっかけに、問題のあるファームを一網打尽にしようと考えたと言う点もあります。今ではしっかり合法的に運営するファームだけが生き残る状況で、違法なファームはどんどん駆逐されています。弊社のパートナーや付き合いがあるファームは昔から合法的に全ての書類を準備して運営することを徹底してきたので、今の状況は嬉しい限りです。そして、ビットコインをはじめとした仮想通貨のカザフスタンにおける未来についても、今のところ政府関係の話を聞いていても前向きであり、将来的に世界の中でも屈指のブロックチェーン天国になる日が来るかもしれませんね。