2023年1月16日、弊社のクライアントである日本グローバルサービス株式会社が、弊社のサポートにより、ウズベキスタン共和国の移民庁との間で特定技能査証取得者の推薦と日本における就労斡旋に関する契約を締結しました。これにより、日本からウズベキスタン労働者を特定技能で受け入れしたい企業があれば、政府から人員の募集をかけたり、政府の運営する専門学校で専門知識を身に着けたりして日本に労働者を送り出すことが可能になりました。他にも、日本語学科を政府の専門学校内に作ったり、様々なことを政府と協力して進めていくことを確認しました。
ウズベキスタン人の特定技能人材の送り出し機関として
ベトナムやインドネシアなど、日本に特定技能外国人として日本に入ってくる国々はいくつかありますが、どの国も民間企業が、各国に送り出し機関を作って海外に人材を送り出していることがほとんどでしょう。その場合は、技能実習生でも問題になりましたが、日本での就労をちらつかせて多額の借金を背負わせて支払いをさせるケースなどが頻発しました。日本政府もそういったことが今後無いようにといろいろ動いてはいますが、民間が企業として送り出し機関をする上でやはり利益を追求してしまうことは避けられません。そんな中、今回弊社がサポートしたウズベキスタンの送り出し機関は少し違います。
ウズベキスタン政府の送り出し機関
特定技能外国人を売れ入れたいという企業があれば、必要となるのは日本側の登録支援機関、そして現地の送り出し機関となります。登録支援機関は通常であれば、クライアントの受け入れ機関が希望する人材の国の民間の送り出し機関に連絡すれば簡単にことを進めることが可能です。ウズベキスタンにも民間の送り出し機関が存在するので、そちらに連絡すればすぐにスタートは可能です。しかし、今はどんどん労働者からお金を取って日本へ送るというシステムは問題があるとして、どんどんそれが出来ない状況になってきてはいます。しかしながら、多額の費用とは言わないものの、ビジネスとして成り立たせるために、受け入れ機関が負担する費用は大きくなってくるでしょう。そんな中、弊社のクライアントが契約を締結したのはウズベキスタン政府の送り出し機関です。一体どんなメリットがあるかを説明します。
受け入れ機関の負担が軽減される
何より大きな点として、受け入れ機関の負担が軽減されることが挙げられます。日本語を学んだり、再日前に教育を施したりと、実は場合によっては事前に掛かる費用が結構大きかったりします。しかし、政府の送り出し機関の場合は、政府の専門学校で専門教育を行ったりすることも可能で、民間よりも多くのケースで費用負担が安くなります。
大規模に人員を募集出来る
民間の送り出し機関は、自分たちで予算を割いて人員の募集を行ったりする必要があります。しかし、政府の送り出し機関と契約を締結している以上、政府を通して全国の日本で言うハローワークの様なところから大々的に求人を出すことが出来ます。
専門学科を政府と組んで作ることも出来る
弊社のコネクションで、政府の専門学校の中に、日本に送り込む人材向けの専門学科を作って、そこで学んだ生徒を日本に送り出すことも可能です。例えば、介護の即戦力が欲しい場合、日本から機材を送り込み、介護の専門学科を作ってそこで指導した後の学生に特定技能試験を通過させて日本に送り出すことも出来るということです。この政府の専門学校には寮なども付いており、介護学科の運営にあたり、必要最小限の負担でこれを作ることが可能です。民間で負担して作るよりも圧倒的に安いコストでこれを実現できることでしょう。
政府がペナルティを設けてくれる
民間の送り出し機関では出来ないことの一つとして、日本に行く労働者に対してペナルティを設けることが出来ます。どういうことかというと、受け入れ機関の不安なこととして、ビザを取るところまでサポートしたのに、日本に来てから失踪してしまったとか、そんな例も無いことは無いでしょう。そんなことがあれば、政府から送り出す人に対しては罰金などの制約を設けて極力その様なことが起きない様に政府がサポートします。
政府の送り出し機関との契約締結の難易度
実は、政府の送り出し機関との契約締結の難易度は非常に高いです。民間の送り出し機関は、いつでもウェルカムで、誰でも契約出来ますが、政府は違います。そして契約がもし出来たとしても通常は進みません。契約のための窓口と、誰からOKを貰えば良いかもわからないですし、契約を締結したとしても、どうやって募集をかけたら良いのか。募集した後の人材を専門学校で受け入れてもらうにはどうしたら良いのかなど、全ての窓口は違いますし、はっきり言って一般の企業がそれをやろうとしたらお金も時間も費やし、出来るかどうかも分からない状態が続き多くの場合挫折をすると思います。しかし、弊社であれば各省庁、担当責任者など全てのコネクションがあり、それを可能とします。もし、この記事を見て興味が沸いた方がおられましたら、まずはお気軽にお問合せくださいませ。
日本の人材不足に貢献します
2023年12月、ウズベキスタンで建設業分野の特定技能も試験が実施される様になり、現在のところ介護、農業、建設業の試験が実施されているので、特にそれらの分野の業者様はウズベキスタン人材をぜひご検討下さいませ。また、それだけではなく、弊社では日本の省庁に働きかけたり、ウズベキスタン政府側にも試験の業種を増やすためのアプローチをしています。外食業、ビルクリーニングなどの分野で特にウズベキスタン現地での試験実施に向けて動いておりますので、それらの業種の経営者の方でウズベキスタン人材に興味がある方もぜひご連絡をお待ちしております。
最後に
ウズベキスタンはこれからどんどん発展していく国です。しかし、それに応じて人口増加もすさまじく、国内での職場が増えているとはいえ、まだまだ職は足りておらず国外に職を求めています。日本は逆に人口が減っており、更に人気の無い業種では人材不足が進んでいます。そんな人手不足のところに弊社のサポートでウズベキスタンの若い労働力を送ることが出来ればうれしく思っております。今後ともよろしくお願い申し上げます。