いきなり高度人材や特定技能で外国人の雇用を考えると、初期費用やリスクの問題もありなかなか手が出せない事業者様も多いと思います。そんな事業者様に優秀なウズベキスタンの大学生をインターンシップで呼び寄せて、バイトしてもらいながら、人材を見極め、インターンシップ後に呼び戻す方法をお伝えします。
インターンシップとは?
インターンシップとは、学生や若い専門家が実務経験を積むためのプログラムや期間を指します。通常、企業や組織は、一定期間の間、インターンとして働く機会を提供し、参加者は実際の業務に参加してスキルを習得し、職業経験を積みます。
インターンシップは、学生にとっては学んだ知識を実践に活かす機会であり、将来のキャリア選択を考える上で役立ちます。また、企業にとっては、新たな人材の発掘や、潜在的な社員との相性を確認する手段としても活用されます。
一般的に、インターンシップには有給と無給のものがあり、期間も数週間から数か月までさまざまです。インターンは、特定のプロジェクトや業務に参加することで、専門知識やビジネススキルを習得し、職場でのコミュニケーションやチームワークの経験を得ることができます。
ウズベキスタンの大学生は有償でのインターンシップがおすすめ
上記の通り、インターンシップにも種類がありますが、ウズベキスタンの大学生をインターンシップで受け入れる場合の選択肢は有償でのインターンシップ1本がおすすめです。
有償のインターンシップの理由
日本に来て働くことの要因としては、親日であることなどもありますが、やはりお金を稼ぐことが出来ることが大きな魅力です。まずはそのためのステップとしてお金を少しでも稼ぎながら日本で学び、後々の特定技能や高度人材のビザにつなげる話をする方がウズベキスタンの大学生には刺さります。選択肢はこれ一本で考えるのが良いでしょう。しかしながら受け入れい企業側は、インターンシップが「教育課程の一部」であり、インターンシップの期間は労働者の確保として考えてはいけないことを理解しておく必要があります。
インターンシップ(特定活動ビザ)の条件
有償でウズベキスタンの大学生をインターンシップとして受け入れる場合には、生徒の条件や、受け入れ企業側の準備など必要な条件があります。簡単に挙げると以下の通りです。
①生徒の条件
外国の大学の学生であること。(卒業した場合、学位が授与される教育課程にあること(通信教育を除きます。))
②協定の締結
大学と会社との間でインターンシップに係る協定があること。これに関しては、興味のある会社様がいらっしゃいましたら弊社で協定締結までのサポートが可能です。
③単位として求められる事
インターンシップが大学の教育課程の一部(インターンシップの修了により、単位を取得できること)として行われること。
④会社から報酬を受けること
報酬額に制限はありませんが、業務内容(直接生産活動に従事したり、一般社員と同様の業務に従事するなど)によっては、労働関係法令が適用されます。
⑤期間の制限
インターンシップの期間は、1年以内。(かつ、学生個人として、通算してその大学の修業年数の半分(4年生大学の場合は2年)を超えない期間であること。)
⑥大学の専攻と関連ある業務であること
学生の大学での専攻と、インターンシップの内容とに関連性があること
上記の様な条件が挙げられます。上記をクリアできることが分かった上でこちらの書類等の準備も必要です。その他、様々な考慮すべき事項や条件などございますが、ここでは主だったもののみのご紹介とさせて頂きます。
インターンシップでウズベキスタン人を受け入れるメリット
インターンシップでウズベキスタン人を受け入れる企業としての主なメリットは以下の通りです。
他のビザで招致するより安価
特定技能や高度人材として雇用を考えるよりも安価で招致することが出来ます。
低リスクで人材の見極めが出来る
安価の延長線上にあるメリットですが、少ない予算で実際にバイトとして働いてもらい、その人物が本当に会社として利益たる人物か、見極めた上で、インターンシップ終了後に再度就労してもらうために特定技能や高度人材ビザなどで雇用につなげることが可能。
日本滞在中にスキルを磨いてもらう
インターンシップで日本に滞在している間に日本語能力を上げてもらう。特定技能の試験に合格してもらうなど、優秀な人材だった場合に予め来日中に勉強してもらうことも可能でしょう。日本で就業欲のある人物であればそういった事も可能でしょう。仮にインターンシップ期間終了後に特定技能で再度呼びたい場合には、日本で十分な日本語が話せると判断出来れば、特定技能試験をクリアしてもらえればすぐに日本に呼び戻すことも可能でしょう。更にはバイト中にある程度の仕事内容が分かっていれば、即戦力として戻ってくるでしょう。
インターンシップでウズベキスタン人を受け入れるデメリット
メリットだけではありません。ウズベキスタンの大学生を受け入れるデメリットも存在します。以下の通り上手くいかないケースも考えられます。
出戻りしない可能性
インターンシップで非常に優秀なウズベキスタンの大学生が来てくれたとして、またインターンシップが終わってから戻ってきて欲しいと思っても、帰って来てくれないケースも考えられます。本当に気に入った学生がいたらしっかり会社の魅力を伝えて気持ちを向けないといけません。
文化の違い
日本人を雇用するわけではありません。多くの場合は言語も日本語が完璧なわけではないでしょう。コミュニケーション問題や、文化の違いによる行き違いも発生するかもしれません。弊社では、この様なことを防ぐためにも、インターンシップの学生とのホットラインを設けたり、通訳として企業様との間を取り持つことも可能です。そういった形でフォローすることが大切でしょう。
受け入れ企業側のやるべきこと
以下に主だった企業様の動きの流れについて簡単に記載します。
①インターンシップの実施計画
まず計画です。大学側との協定の内容をどうするか考えたり、提携する大学はどこにするか(受け入れ企業側の仕事との親和性の高い学科などがある学校が好ましい)を考えたり、インターンシップで来た生徒に実際にどんなことをしてもらうのか、そしてその評価方法などを考える必要があります。航空代を負担する、しないなど募集条件次第で希望の生徒を多く募ることが出来たりといった具合に計画次第で結果に差が出てくるでしょう。
②大学との話し合い、協定
大学側で生徒に与える単位はどうなるのか。期間についてなど、大学側と話し合って協定の中身などを詰めていく必要があります。ここは弊社がサポート可能です。
③生徒の選定
インターンシップ希望者を募集、希望した学生に対して面接などを行って、人選します。
④受け入れ申請、受け入れ
入管への受け入れ申請など、企業側で必要な手続きを行い受け入れをします。生徒どのやり取りや、ウズベキスタン側で行うべき業務に関しては弊社でサポート可能です。
最後に
いかがでしたでしょうか?人手不足に悩んでいる多くの業界にとって、選択肢の一つとして考えられる方法の一つだと思います。インターンシップ自体では労働力と考えることが出来ませんが、次のステップがあると考えるなら良い試みでは無いでしょうか?気になった方はお気軽に問い合わせフォームからご連絡下さいませ。よろしくお願いします。