カザフスタンの使われる言語
カザフスタンは国語がカザフ語、公用語がロシア語の国です。旧ソ連の元構成国の中でもロシアとの経済的な繋がりが強かったこともありますが、私が多くの時間を過ごしている他の中央アジアの国々のキルギスやウズベキスタンと比べても最もロシア語の使用率が高いのがカザフスタンです。使用率は統計によっては80%を超えており、これは国語であるカザフ語を上回るほどです。ビジネスシーンでは契約書などはロシア語となっており、ロシア語さえ話せればストレスなく過ごすことが出来る国です。日本人でカザフ語を勉強する方と言うのはロシア語に比べて極めて稀だと思いますので、ロシア語さえ出来れば何の問題も無いと考えても良いでしょう。
英語はどうなのか
カザフスタンの英語能力指数を表すEF EPI(2021年)は比較112か国中98位で、日本の78位と比べても非常に低い数字となっております。グローバルビジネス人材や専攻して学習している方以外に一般的に英語に触れる機会は非常に乏しく、英語のみで生活するには難しいでしょう。日本という国が英語を話す国の人にとってハードルが高い以上にカザフスタンはハードルが高いと言えます。私のカザフスタンのビジネスパートナーはクライアントが海外のケースがあるため、ある程度の英語が話せます。その為私たちはある程度英語で会話をしますが、多くのビジネストークの際には日本語を話せるウズベキスタンのパートナーや私のキルギス人の妻が通訳をしてくれます。
日本語はどうなのか
カザフスタンでも、こんにちは。サムライ。ありがとう。程度の日本語が分かる人は少なからずいます。しかし、日本語が通用するかと言われたら、多くの海外同様に全く通用しません。残念ながら日本語は島国日本のみで唯一通用する言語ですね。表現も豊かで個人的には優れた言語だと思うのですが。
翻訳アプリの豆知識
翻訳アプリなどを利用すると日本語からロシア語に変換して見せることで生活はできるかもしれませんが、アプリを利用する場合は日本語→英語→ロシア語と翻訳した方が正しい翻訳になる場合が多いです。日本語とロシア語をダイレクトにGoogle翻訳などを使って翻訳するよりも間に英語を挟みましょう。
まとめ
以上、まとめると、カザフスタンにおいてはロシア語が必須。カザフ語は特には不要。英語はほとんど話せる人がおらずほとんど役に立ちません。日本語は論外。もし一人旅や通訳や知り合いなど頼らない場合は翻訳アプリを駆使して頑張りましょう。他にも役に立つ情報を日々配信しておりますので、他の記事もぜひご覧下さいませ。
この記事へのコメントはありません。